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武道大会ミラ偏〜1

へ〜さすがは大会と言うだけあって強者揃いだね〜結構控え室の数もあるって聞くから、他の

参加する人たちはこの控え室とは別の控え室にいるのかな? 

まあそんなことはどうでもいいか〜少なくとも私ははずれではないだろうしね!

なぜかって?ふふふ、実はねぇこの控え室にはなんとあのアルカニア王国一を誇る騎士団【アルベド・インペラトル】通称:白き翼とも言われている。

白き翼と言えば、この国に住んでいれば女の子は誰でも一度はなりたいと思う職業である。

そんな女性の憧れの的の騎士団が目の前にいるのだ。私の興奮は頂点に達している。

もちろん控え室には白き翼の他にも何人かいるのだが、全員白き翼に圧倒されている。

まあ私は楽しければそれでいいし、あの有名な騎士団とは一度戦ってみたいって思ってたんだよね〜

ミラがそんなことを考えていると、女の人の声が聞こえてきた。


「はぁ〜い皆さん、元気かしら?ようこそアルカニア王国武道大会に来てくれてありがとうございます。

さて皆さんにはこれから予選を開始していただきます。

とりあえず内容とルールを教えるので耳の穴をかっぽじってよ〜く聞いてくださいね。」


なんかおもしろい人だな〜

予選か、どういうのだろう?なるべく簡単なのがいいな〜


「では発表しますね!え〜と予選の内容は・・・ずばり、生き残りを賭けたバトルロワイヤル〜!!!!!!」


ドンドンパフパフ〜と自分の声で言う司会者さん。

ミラはやっぱりこの人おもしろいな〜

なんて暢気なことを考えていた。


「ではルールの説明をします。

え〜と殺してはいけません。本選に出場できるのは、この予選で最後まで立っていた2名のみです!!ので皆さんどんどん敵を倒しましょうね〜がんばってね〜

じゃあ始め〜〜〜〜〜〜!!」


シュラッッ!!

騎士団の人や他の人を含む、ミラ以外の人達が各々の武器を抜く。

槍や双剣、大剣、鞭などを持っている人もいる。

皆目をギラギラさせて周りを見る。

すると一人の女が騎士団の一人に剣を向け突っ込んだ!!女は上段に斜めに切りに行く。

騎士団の女性は、それを片手で捌き、女の腹に拳を打ち込んだ。


ドスッ


「あがっっっ!!!」


その女が倒れると同時に皆が動き出す。近くの相手を斬るために。

私の方にも一人騎士団の女性が来た。負けるなんて微塵も思っていない。そんな自信に満ち溢れていた。

ごめんね。私はすぐに魔法を発動させた。


『土よ岩よ我が意志に従え』


それを聞いた瞬間、騎士の女性の驚愕の顔。後ろに下がって避けようとするがもう遅い。

地面から岩の手が伸び、控え室と言う名の予選会場にいるすべての女性の動きが止める。


「な、何よこれ!!」


「動けないわ!!!!」


それからミラは情け容赦なく再び魔法を使う。フードの中から粉を出し空気中に撒く。


「これで終わりだよ。『我が前に立ちはだかる者達よその意志に反して瞼を閉じよ”眠りの森”』


岩の手に捕まっていた女達は、反撃する間も無く、夢の世界に旅立った。

そして魔法を解いた後、そこに立っていたのはミラだけだった。

そして女の人の声が会場にむなしく響く。


「本戦出場は、ミラルーク・ジェイ・アスフィル選手です!!!!!!」

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