異世界2
現れたのは、金髪で鎧を着ていて右手には長剣を携えているまさしく戦士といった
風貌の女性だった。キレイというよりカッコイイという言葉が当てはまりそうな女性で
そのあまりの美しさに少しの間見惚れていた。
「おい!!人の話を聞いているのか?大丈夫かときいているんだが。」
「はい!あの大丈夫です、助けていただいてありがとうございます。」
「そうか、怪我は無いか。よかった。ところで君はなんでこんなところにいるんだ?国の
人間ではないみたいだし。旅人か?それとも不審者か?」
彼女は剣を俺の首にあてて聞いてきた。
「いえ、あのですね、どういう訳か俺気づいたらこの森にいたんですよ。」
「なに?気づいたらここにいただと!?貴様、私を愚弄しているのか!!そんなわけがある
はずなかろう!」
「いや、そんなこと言われても事実なんだから仕方ないじゃないですか。そんなことより聞き
たいことがあるんです。ここは何処なんですか?」
「ふむ、ここが何処なのか知らないのか。まあいい教えてやろう。ここはセイル王国の近くにある<ゲルの森>と呼ばれる森だ。
さて、ここが何処なのか知ったな。では一緒に来てもらおうか。貴様が不審者かどうか取り調べをする。」
彼女に手を引っ張られながら連行された。
どうする?逃げるか?いやそれはやめておこう。もし逃げて捕まったりしたらそれこそ自分は不審者ですといってるようなものだ。じゃあどうする?・・・そうだこのまま捕まってみよう。そうすれば取り調べで無罪となればいろいろと教えてもらえるしそのうえ自由の身だ。これぞまさに一石二鳥というやつだな。う〜んでもとりあえず一番気になることだけでもきいてみよう。
「あの、もうひとつだけ聞きたいことがあるんだけど。」
「む、なんだ言ってみろ。私が答えられる範囲で答えよう。」
「あの怒らないでくださいね。この世界の名前ってなんですか?」
「なに?貴様この世界の名前すらも知らないというのか?それはありえない。この世界に生まれてきたものならば知らないはずがないであろう。貴様本当に何者だ?」
「え〜と俺もしかしたら記憶喪失かもしれないんですよ。」
「ほう、記憶喪失か。おもしろいことをいう。分かったそこまでいうなら教えてやろう。ただし、もし記憶喪失というのが嘘ならば覚悟しておけよ。私はそんなに甘くないからな。ふふふふふ」
いゃゃややややややこぇえええええ〜〜〜。やばいってこの人絶対ドSだよ。目がそういってるもん。絶対ばれないようにしなきゃ。
「ふむ、さてこの世界の名前だったな。この世界の名前は、<アルフォード>というんだ。
この名前の由来は、はるか昔、この世界を作ったのが創造神アルフォード様だと言われているからだ。」
「へ〜そうなんですか。」
「うむ、そうなのだ。さて名前の由来も名前も分かったところで少し早めにいくぞ。夜が明ける前に国に着きたいからな。決して逃げようなどとは思わぬことだ。長生きしたければな。」
は〜いRyouです。
未熟ですが第2話更新ですです。
この調子でどんどん書いていきたいのでよろしくお願いします。
あと、意見や感想、直したほうがいいなと思うところがあったら、気軽にかいてくださいね。