龍(ドラゴン)討伐
現在俺とミラはドラゴンが住み着いている古い遺跡にいる。ドラゴンが入るせいか他の動物やモンスターが見当たらない。
俺とミラは遺跡の奥にドラゴンがいるだろうと推測し歩いている。
「なあミラ、ドラゴンにも色々な種類があるんだよな?」
「うん。そうだよ〜ドラゴンにはね大きく分けて2種類がいるんだ。飛龍と陸龍っていって〜その中でも炎龍、土龍、水龍、雷龍、風龍の5体は属性龍といって自然の力が使えるんだよ。で、今回討伐するのは炎龍だよ〜炎龍は5体の属性龍の中でも一番気性が荒いんだ〜攻撃力もあるしやっかいなんだよね。」
そう言うミラの顔は笑顔だった。
「まあでも安心してもしもの時は私が守ってあげるから。」
「身代わりにして置いていくんじゃないのかよ。」
「あはは、まだそれ言ってんの〜あんなの冗談に決まってるじゃん。」
いやあの目はマジだった。冗談を言う奴の目じゃなかったよ。
そんなことを口にだそうかと思っていたとき、
ゾク!!!
突然強烈な殺気を感じた。その殺気をミラも感じたのか上を向いた。するとそこにいたのは口を大きく開けたドラゴンだった。
グォォォオオオオオオオオオオ!!
ドン!!
大地を震わすような咆哮と共に視界を覆いつくすほどの炎が俺とミラに向かって放たれた。
俺はかわせないと思い迎え撃とうと剣を抜いたときミラが、
「動かないで。私が防ぐ。『大いなる水の精霊よ我等を守りたまえ』」
片手を前に突き出しミラが呪文のような言葉を言った。すると、俺らの周りに水のバリアーができ炎から俺らを守ってくれた。
「すげぇなミラ。どうやったんだ?」
すげぇ興奮しまくりな俺。無理も無い。俺がいた世界では魔法は無かったし、この世界に来てからも見たことがなかったからだ。
「どうって言われてもね。これ精霊魔法だからただ水の精霊達に私たちを守ってってお願いしただけだよ。たいしたことないよ。」
「いや、そんなことねぇって。たいしたことあるよ。だって俺は魔法使えないから、使えるミラはすごいと思うよ。」
「そ、そうかな?」
少し照れた様子でミラは答えた。
そしてその照れを隠すように言った。
「ほら蓮、まだ戦いは終わってないんだよ。私たちの目的はドラゴンを倒すことでしょ。さっさとやって帰ろう。」
そう言うとミラはドラゴンに目を戻した。
俺もそうだったと思いドラゴンに目を向けた。
「さて、ミラにはすごいもの見せてもらったから、今度は俺の番だ。ミラは下がっててくれ。」
「え・・でも・・」
「下がってろって。すごいの見せてあげるからさ。」
俺の自信に満ちた声を聞いてミラは数メートル離れた。
「いくよ黒帝、ドラゴンを切り刻む。」
そう言うと蓮は黒帝を構えた。
スッ
「桜爛流烈風桜波斬」
更新遅れてすいません。一日一回を目標にしてるのですが、色々と予定が重なったりしてうまく更新できなかったんです。
これからもなるべく一日一回の更新でがんばりたいなと思います。