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ギルド登録2

ウォォオオオオオ!!目の前の筋肉質な男が拳を振り上げ突っ込んできた蓮はその攻撃を最小限の動きでかわし顔面を殴り吹っ飛ばし、その反動を使って短剣を持って向かってくる男に回し蹴りをした。キレイに弧を描いて他の男にあたり二人共動かなくなった。男達はそのまま向かってくるのかと思っていたら一人の男が他の奴らに指示をだした。


「おい!!このガキ只者じゃないぞ。囲め!!!」


その言葉で男達は蓮を囲み始めた。

・・・・これでも一応ギルドライセンスを持っているやつらだ。囲まれて一斉に襲い掛かれたらやっかいだな。どうしよう。やっぱり抜くしかないか。あ〜面倒くさい。

蓮はそう思いながら黒帝を抜いた。すらっとした黒い刀身が表れる。店の中にいたほとんどの人の視線が集まる。

・・・しょうがないヤルカ。

蓮が構えた瞬間黒帝を見ていた連中が警戒した。そして指示をだしていた男が全員に言った。


「行け〜!!!」


ゥォォオオオオオオオオオオ!!

一斉に蓮に向かって攻撃した。


桜爛流おうらんりゅう百花繚乱ひゃっかりょうらん!!!!」


蓮は、目に見えぬほどの速さで回転し、回転しながら敵全員を切り倒した。見学していたマスター達には高速回転のなかで繰り出した剣が桜の花びらが舞うように見えたと言う。


グハァァァァァァ!!


「またつまらぬものを斬ってしまった。」


くはぁぁぁ!!これ言ってみたかったんだよな。時代劇を見てたときからずっと言ってみたいと思ってたんだよな。ああ、いい、なんていうか快感だな〜。

蓮はマスターの方に振り返り笑顔で言った。


「これでどうですかマスター?」


するとマスターは笑いながら


「ククク、ああいいよ。合格だ。まさか本当に全員倒してしまうとわね、恐れ入ったよ少年。坊やなんて言って悪かったよ。許してくれ。そしてライセンス取得おめでとう。こっちにきてこの書類に名前を書いてくれたら登録完了だ。」


そう言ってマスターは俺に書類を渡してきた。俺は一応エリス(※異世界2取調べ参照)と黒帝に名前の書き方とある程度の文字の読み方を教わった。特に黒帝には旅の途中にも文字を覚えさせられて大変だった。でも、そのおかげである程度の文字は読めるようになった。

書類にサインしマスターに渡した。


「はい。これでいいですか?」


「ああ、少し読みにくいが大丈夫だ。」


そして一度マスターは奥に入っていった。


「よかったな蓮。無事に登録できてよぅ。」


さっきまで黙っていた黒帝が話しかけてきた。


「だね。早くかたずけたかったから技使っちゃったけどね。」


「いいじゃねぇか別に。見られて困るものじゃないだろう?」


「まあ確かに見られて困るって事はないけどさ。疲れるんだもん。」


「疲れるって・・・俺さ蓮の性格で分かったことがある。面倒くさがりやだろぅ。どうだ?」


「まぁね。そんなところ。あ、マスターがくるよ。」


そういうと黒帝は黙った。そして店の奥からマスターが来た。


「すまんな。またせてしまったね。はいこれ。」


渡してきたのは一枚のカード。


「それがギルドライセンスだ。通常ギルドランクはGからなのだが、さっきの実力と謝辞の気持ちを込めてCランクにしておいた。」


「おお!ありがとうございます。ところでギルドランクってどうやってあげるんですか?」


「ランクを上げるには二つの方法がある。一つは同じランクの依頼をひたすらやってマスターに次のランクにあがるのに支障が無いか確認してもらったあと上がるほうほうと二つ目はこれは簡単だな。ただ自分のランクより高い仕事を5〜10回以上したり自分のランクより上のモンスターをこれまた5〜10匹以上倒したらあがれることになってるんだ。」


「へ〜そうなんですか。それじゃあ明日からやりますから今日は帰ります。ありがとうございました。」


「ああ、じゃあ明日待ってるよ。」


そう言って今日は宿に帰った。

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