ギルド登録
あの後、蓮は朝食を済ませ一度部屋に戻った。黒帝が起きていて部屋に置いていったのをかなり怒られた。
「まったく、なんで起こしてくれねぇんだよ。ずっと暇だったじゃねぇか。」
「いや〜ごめん、ごめん。気持ちよさそうに寝てたからさお越しにくくってな。」
「たく!!しょうがねぇな〜。今回だけだぞ次は無いと思えよ。それでこれからどうするんだよ?」
「ああ、さっきナミさんに教えてもらって旅人でも稼げる仕事がないか聞いてみたんだけど、
どこの国でもあるギルドっていう冒険者とか旅人がやる仕事があるらしいよ。」
「なるほどギルドか、その手があったな。それなら楽な仕事もあるしかなり稼げるな。じゃあ蓮は今からギルド登録してくるのか?」
「うん。そのつもり。ここから城の方に真っ直ぐいけばあるらしいから今から行こうかなと思ってね。」
「ああ、それがいいな。今すぐ行こうぜぇ。さっさと行ってライセンスとって金稼いでうまい飯食おうぜぇ。」
それから俺らは下に降りていって、ガンフィールさんに外出することを言った後ギルドにむかって歩いていった。特に何かがあった訳でもなく無事ギルドに着き中に入っていった。
ギィィィ。
扉を開く音と同時に中にいる人たちの視線が集まる。そのなかにはヤクザみたいないかつい顔の人や顔に傷がある人など様々な人たちがいた。カウンターのところには細い目をしたマスターが立っていてこっちを見てきた。
「いらっしゃい。なんか用でもあるのかい坊や。依頼なら向こうの掲示板にでも張っておいてくれ。」
店全体に響くような威厳のある声だった。
「いや、依頼じゃないですよ。ギルド登録しに来たんです。」
そう蓮が言った瞬間店の中の空気が静寂になった。次の瞬間には店中に大きな笑い声が響いた。
「「「「「「ガハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」」」」」」
「なに考えてんだ坊主。ギルド登録!?お前の様なガキがか?そりゃ無理だ。諦めて帰りな。
そんでもってママのおっぱいでも吸わせてもらうんだな。がはははは。」
一人の男がそう言うと他の男達がまた一斉に笑い出しさらに、
「ママ〜僕おっぱい吸いたいの。ママ〜。きゃははははは」
などと言いまた笑い出す。そこまで言われてはさすがの蓮もキレテ近くにあったテーブルに拳を振り落とした。
ドゴン!!!!!!!
テーブルはふたつにぶっ壊れてさっきまで笑っていた連中も黙った。蓮は平静を保ちつつ言った
「ふ〜。あなた達は少し黙っててください。俺はマスターに話してるんです。あんた達には話し掛けてないんで黙っててください。」
そんなことを言えば当然中にいた連中も黙っている訳はなく、男の一人が立ち上がり蓮に近づいていった。
「おいガキ!!てめぇなんのつもりだ!俺らに喧嘩うってんのか?」
「売ってるつもりはないですよ。ただあんた達があまりにもうるさくてしょうがなかったから黙らせたまでです。あんた達にどうこう言われる筋合いはない。」
「なんだとてめぇ。まじでムカついた。おいお前らこいつやっちまおうぜ。」
男がそういうとオォォォオオオオオオオオオ!!!といって中にいた半分以上の男が立ち上がった。
そのとき、不意に頭の中にマスターの声が聞こえた。
「おい坊主。今立ち上がっている奴ら全員倒したらギルド登録させてやる。」
マスターは蓮に意思疎通の魔法を使い言ってきた。
それと同時に男達が襲ってきた。
Ryouです。
更新遅れてすいません。昨日姉にパソコン占領されてしまい更新できませんでした。