#2 なんでそんな物を?
よろしくお願いします。
「女を買いに行く」
女を買いに行く…?
いやいや、それはないだろ
何かの聞き間違いだろう、うん、そうに決まってる…
いや、そうであってくれ!
そしてもう一度俺は歩きながら祐介に聞いてみる。
「祐介、今なんと?」
「? 聞こえなかったか? 女を買いに行くって言ったんだ」
馬鹿だぁーー‼︎‼︎
一体何を言っているんだこいつは!?
は!?女を買いに行く?なんで!?てゆうかそもそも買えるもんなのか!?
どこで!?
「ゆ…祐介…なんでそんな物を…?」
恐る恐る聞いてみた。
「え?彼女って買うものじゃないの?」
キョトンとした表情で答えられた。
決定、こいつただの馬鹿だ。
「じ、じゃあどこで?」
「なんかこの前迷子になった時に見つけたー」
もう一体何なんだこいつは!
あー!もうイイよ!付き合ってやろう!
どうせこいつ馬鹿だからなんか起こるに決まってる!
さっきから嫌な予感しかしないんだよ!
☆
そうこうしてるうちに、知らない道に出た
どこかの裏路地のようだが知らない
そして一つの建物の前で祐介が立ち止まった
「着いたぞ、ここだ」
見てみるとそこは外観はコンクリートでできているようで、窓が一つもない。
中も見えないし、そもそも人が居そうにも見えない。
「さあ、行くぞ」
「お…おう」
そう言われて、俺は嫌な予感と共にその建物へ向かっていった。
ありがとうございました。
評価、コメント等ありましたらよろしくお願いします。