#1 何を買いに行くんですか?
とある中学のある日昼休みのことだった
「なぁ達也よ、学校終わったらちょっと俺の買い物に付き合ってくんねーか」
そう話しかけてきたのは友達の阿部 祐介だった。
「あ?まぁいいよ、どうせ暇だし」
そう答えたのは、俺、千葉 達也だ
祐介とは中学からの友達だが、結構仲が良い
別に断る理由も無いし、家でもすることがないので付いて行くことにした。
「んじゃあ放課後待っててー」
「へーい、分かった」
そう返事をして掃除の時間になったので、俺は掃除に行くことにした。
・放課後・
俺はカバンの用意を済ませて、祐介のところへ行った。
「おーい、ゆうすけー」
「おう達也、行くか」
俺がそう呼んだら祐介はちょっと高めのテンションで返事をした。
そして、生徒用玄関へ降りていった。
「なぁ、祐介」
「なんだ?」
俺は、気になっていたことを祐介に聞いてみることにした、
そう、何を買いに行くのかを、
「何買いに行くんだよ?」
俺がそう言うと、祐介はニヤリと口元を歪ませて答えた
「フフッ、気になるか?達也よ」
なんだ、もったいぶらずに教えて欲しい、だが、なんだか嫌な予感もする。
なんだろう、この感じは、
「うん、もったいぶらずに早く言ってくれよ」
そう言うと祐介はこう答えた。
「女、だよ」
「……は?」
その時、何かが俺のなかで切れたような気がした。
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