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50m走

50m走‥‥あまり好きじゃないなあ…運動好きじゃない……。

 俺の想いは届くことなく、名簿順名2人ずつでテストが始まった。

「吉春、負けないぜっ!」

「マツダには負けねえぞ!」

 マツダと吉春は名簿順が早い方なので次で出番が来る。最初の方で走る方が休める、なんたって今日で全部のスポーツテストやるのだ。てか鬼畜すぎるだろ…

 子どもみたいにはしゃぐ2人を見守る……訳もなく、すぐに俺の番がくるので準備する。

「朝霧、6秒23。天知屋、5秒42。」

 先生がタイムを言い、記録係りがメモをする。

「天知屋はええええ!」

「朝霧も速いけどな」

 最初の人、速くないすか?ナスだ(天知屋)とか5秒すよ?朝霧君より速いとか何なの。しかもナスだは息が乱れていないんだけどサイボーグ?出来杉君なの?

「次行くぞー」

 先生が開始の笛を吹いた。

「うおりゃああああああ!!!」

「いっひゃっはあああああ!!!」

 マツダと吉春が奇声を発し走り出した。声を出す事によって記録が伸びるとよく聞くが恥ずかしいので出来ません!

「井上、7秒00。上田、7秒00」

 先生がタイムを言う。同着だ。

「はあ、はあ……引き分けだね」

「俺たちの決着はつかないな‥」

 2人ともスポーツマンガの主人公みたいだ、あなたたち何も因縁ないでしょ。スポーツよりも日常だよね。

「次早くしろー」

 先生がこちらに呼びかけて来た。順番からすると次は俺か……。

 50m走は2人ずつ計る種目だ、結構嫌だ。1人が速くてもう1人が遅いとかなり目立つ。俺はあまり本気でやらないから大体は相手のペースに合わせている。だって面倒くさいじゃん?

 ラインの引いてある場に立つ。相手は毎回変わる(クラス替えで)。まあ今年は最後のスポーツテストだしな…しっかりやるかな。相手が問題だな、誰だ?

「直哉、頑張れよー!」

「走れよー」

「鈴木ー!」

マツダと吉春とクラスの人が俺に声援を送ってくる。いやこれ大会じゃないから。

「まあ、頑張るよ」

 俺は軽く答えて、スタートラインに立つ。そして俺の横に立つ奴を確認する。

「宜しくな」

 そこにはがたいが良く、学園最強の称号を持つ男、キャメロス・ダイソンがいた。

「あ、ああ」

 あれ?なんか加減したら駄目そうだなー

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