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酒場

死闘を繰り広げて、なんとかニキに帰れた貴史と望。

しかし二人がいなかった二日間にいくつもの事件と変化が起きていた。


流石に目立つので新装備であるレオンハートシリーズは着けず剣もブロンスソードのままにしておく

そんな格好で獅子座亭のドアを開けて中に入る。

福山君は奥の席で夕食を食べていた。

ただ一人ではない。

隣には、おそらくヘパイストス族と考えられる、貴史と同い年くらいの少女がいた

容姿は中の上くらい

だから結構意外だった。

「福山君ただいま」

貴史は余り遠慮はせず話し掛け、福山君とヘパイストス族の少女の反対側の席に座った。

「お帰りよく帰れたな」

「ああ何度死にかけたことか」

「ホントよ。まあ良い収穫だったから良いけど」

「ああ福山君マップデータ」

「毎度」

「でそちらの方は?」

おそらくのぞみの副音声は「その女の子あなたの彼女?」だろうと短いつきあいの中で貴史は悟っていた 

彼女がドSであることを。

「私は平川美咲です。よろしく」

とヘパイストス族の少女が言うのと

「この娘は平川美咲さん。ヘパイストス族の鍛冶屋さんだよ。この町一番の鍛冶屋だ」

と福山君が言ったのは同時だった。

「ふふ、仲が良いのね二人は」

空気が凍った






「さて話を戻して福山君その女の子は?」

今度は先に聞く人を決めて話しかける。

「平川美咲さん。この町一番の鍛冶屋さんだよ」

「よろしく平川さん」

「よろしく松井君。船橋さん。」

「よろしく平川さん私のことはのぞみで良いから」

「OKよろしくのぞみ」

「じゃあ自己紹介も終わったところでどうだった?」

福山が大きく話題を変えた。

「んとLvが35と34まで上がった。」

「は?ささ三十?」

「おうどうしたんだ?」

「それはこっちのセリフよ、松井君。この町で一番高いレベルの人、あのアレスのムカつく下井草とかいう奴でもLv18俊樹でもLv15なのよ!」

「というわけだ。まあ僕のレベルが高いのは、商人は商品を売るだけで経験値を手に入れれるからだけど

ともかくたぶん二人は最強のプレイヤーだ。これなら「アレ」もうまくいくかも」

「あれって?」

「いやこのゲームの題名覚えてる?」

「OGO[オリンポスゲールオンライン]でしょう。」

のぞみが割って入ってきた。

「ああ意味は?」

「オリンポスはオリンポス十二神からとしてオンラインはそのままゲールはたしか「国」だったかしら?」

ちょこんと貴史の方に首を傾げるのぞみだが貴史は実家の修行のためあまり学校に行っていない。[おそらくここにいるのはそのせいだと貴史は思っている]

だから分かる訳がない。

「そのとおり、僕が思っていることは僕達で国を作らない?ということ」

「どこに?」

もう貴史は話についていけていない。

「んーーーーこことか?」

と言って福山君が見せてきたのは、この島の南にあるそこそこな大きさの島

「レイド島と言って島の真ん中に鉱山もあるしその隣の山から流れる川のおかげでいい畑が出来ている。どう?」

「うんそうね良いとは思うけどお金はあるの?」

「無いよ今から貯める。考えはあるし」

「なに?」

「攻略本と新聞を作ろうと思うどうかな?」

「良い考えね」

「じゃあここを、、、、、、、、、、」

「ここは、、、、、、、、、、」


「ストップーでこれからどうするんだよ!」

タブレットの地図上に仮想ピンを立てているのぞみが振り返った。

「どうする??って今準備しているの。そうね貴史よい船を探してきて」

「何だよもう」

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