表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブラック企業での日々  作者: 黒井 新
第四章
64/68

大手進学塾⑱

エリア長になって約1年が経過した。

俺は、順調に各校舎の生徒数を増やし業績を伸ばしていた。


「おはようございます、黒井さん」


「あ、おはようございます、名取さん。」


名取さんは、あの後も無事仕事を続けてくれていた。今では、後輩たちの指導を積極的に行ってくれている。


「さっき、コンビニで柏倉さんと池内さんに会いましたよ。あの2人、本当に仲が良いですね。」

名取さんが言った。


柏倉さんと池内さんは、ともに入社2年目の女性社員。同じ歳で気も合うらしく、お互いに「かっしー」、「いけちゃん」と呼びあっている。


「おはようございます、黒井さん、名取さん。」


「おはようございます、岩田さん。」


岩田さんは、長谷部さんが送りこんでくれたベテラン社員だ。入社11年目なので頼りがいがある。「困ったら、岩ちゃんに聞く」と言われるほど、長谷部さんからも信頼されていた。


最後に、柏倉さん、池内さんが出勤してきた。


俺のエリアの社員は、この5人。アルバイトの先生の協力もありながら、4校舎を運営していた。


俺は、長谷部さんのように風通しの良いチーム作りを目指していた。



「みんな、いつもより早めの出勤、ありがとう」

俺がそう言うと柏倉さんが答えた。


「いつもより…1時間以上早く起きたから、眠い……です 」

いつもののんびり口調で話す。


「聞いてくださいよ、黒井さん!! かっしーがヒドイんですよ。待ち合わせの時間に来ず、電話にも出ず、挙げ句に家まで行ったら寝てたんですよ!」

池内さんが言った。


「いやぁ……、だから………、そのお詫びにコンビニで新商品を買ってあげたじゃない。……」

柏倉さんが言った。





「ところで、今日の臨時全社会議って何なんですかね?」

名取さんが俺に尋ねた。


「俺も内容は聞いてないんですよ。」

俺は答えた。



岩田さんは、俺の言葉を聞いて何かを考えている様子だった。



「そうなんですか……、でも昔だったら本社に集まっていたから、臨時の全社会議ってなったら大変でしたよねw」

名取さんが言った。


最近は集合型ではなく、インターネットを利用したオンライン会議に変わっていた。


「確かにそうですねw」

俺がそう言うと

オンラインの全社会議が始まった。



「皆さん、おはようございます。本日は早い時間からありがとうございます。」

総務部長の米山さんが挨拶をした。


俺は、違和感を覚えた………。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ