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ブラック企業での日々  作者: 黒井 新
第四章
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大手進学塾⑮

以前、副社長の岡本さんが言っていた。

「数字は嘘をつかない。皆さんの日々の取り組みが数字に現れます。」


数字は嘘をつかない……、しかし、嘘の数字は作り出せる………。


今回は、そんなお話






「秋さんの校舎って、毎月入会目標を達成してますよね? 具体的に何か努力されていることあるんですか?」




「……黒井さん、これは絶対に誰にも言わないでくださいね……、黒井さんだから話すんですから……。」

秋さんが言った。

秋さんは、名取さんの一件以来、俺のことを信頼してくれている。


「実は………」


「え、架空の生徒を入会させている!?」

俺は驚きのあまり、大きな声を出してしまった。


「シーっ!! 黒井さん、声が大きいです!」


「遠藤さん、圧がきついじゃあないですか?入会目標が達成できなかったら思うと………。あぁ~、怖い、怖い……」


(え、あなた 遠藤さんの上司だったのでは?)


「月末になると憂鬱で……、ついやっちゃったんですよ。入会契約書の偽造を………。」


「え、月謝って、どうしているんですか?」


「私の銀行口座から引き落としされてます。」


(@ ̄□ ̄@;)!!


「毎月ですよね? きつくないですか? それに秋さんの口座から引き落としされるなら、流石に分かるのでは……?」


「いやぁ~、それがですね~、月謝引き落とし用の口座を開設しちゃったんですよ~ 架空の生徒は、全員小学生なので最低限の出費に抑えてます。」


!!(゜ロ゜ノ)ノ


「え、全員………、一人じゃないの?」


「何だかんだで、先月で10人になりました。」


「え、えぇ~ (@ ̄□ ̄@;)!!」


(ヤバい、ヤバすぎる……)


「だから、私の校舎は小学生の割合が大きいんですよw」


(いやいやいや、「大きいんですよw」じゃなくて、え、なんでこんな話したん? 俺、今の話を聞いたら、共犯じゃん。)



根本的な原因はパワハラにあるが、秋さんのズレた感覚のヤバさに気づいた……。

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