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ブラック企業での日々  作者: 黒井 新
第四章
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幕間⑤

この大手進学塾は、社員の方の大部分が「良い人」でした。


真面目で、優しく、純粋


本当にそんな人達ばかりだったと思います。


会社の中枢にいる幹部社員も人格者が多かったです。


社訓の唱和も、生徒のために頑張る人になって欲しいという思いがあったのかもしれません。


それが一種の洗脳になっているとは知らずに……


意図していない

自分たちは良いことをしている



結果として、それが一番タチが悪かった




「生徒のため」という免罪符があれば、休日出勤も深夜残業も厭わない。体調が悪くても無理をして出勤する。

それが正しい行動、素晴らしい行動だと承認・共感される。


「先生のおかげで志望校に合格できました。本当にありがとうございます。」

「先生がいたから、辛いときもあったけど乗り越えられました。」


生徒や保護者からたくさんのありがたい言葉をもらいました。



こんな自分が人の役に立てる、他人の人生に影響を与えられる……


低学歴だから、自分にできることを精一杯、死ぬ気でやってやろう。


自分を犠牲にしてでも、

必ず成績を上げてやる! 

必ず志望校に合格させてやる!




「すべては生徒一人一人の幸せのため」


生徒のために尽くせれば、それが自分の幸せ………



















幸せ………?



本当に……?

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