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ブラック企業での日々  作者: 黒井 新
第四章
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大手進学塾⑧

入社してから2か月が経ち、事務作業にも授業にも慣れてきた。


(やっぱ、生徒と関わるのは楽しいなぁ。マジで天職かも……。休みもしっかり取れるし。)

当初、日月が休みの予定だったが、校舎の都合で日木が休みになっていた。


「どうしよう、困ったなぁ……」

寺内さんが、ボソッと呟いた。


「どうしたんですか?」

俺が尋ねると、


ハッとした表情をした後に寺内さんが答えた。

「アルバイトの先生が体調不良になってしまい、2、3日来れなさそうなの。本社に代講を依頼しているんだけど、中々見つからなくて。」


「明日の水曜日は合同でやれば何とかなりそうなんだけど、木曜日と金曜日をどうしようかと思って……」


「俺、出ましょうか?」


寺内さんは驚いた表情を見せた。

「でも、休みがなくなっちゃうじゃない?」


「大丈夫です。『すべては生徒一人一人の幸せのため』ですから。」

俺が答えた。


正直、ブラック企業に慣れてしまっていた俺は、週休2日を持て余していた。いや寧ろ物足りなさを感じていたのかも知れない。


苦労している、困難な状況にいる自分を美化していた。


「わかった。ありがとう、本当に助かるよ」

寺内さんが言った。


こうして、俺の連勤生活が始まった。

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