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ブラック企業での日々  作者: 黒井 新
第四章
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大手進学塾①

「やあ、黒井さん。初めまして。人事部の酒井と言います。」

酒井さんは、50台後半くらいの小柄な男性だった。


「宜しくお願いします。」

先日の模擬授業にいたらしいが、まったく覚えていない。


「今日は社内のことについて、学んでってください」

どうやら、今日は動画での研修になるようだ。


「新卒で入社した社員も定期的に研修を行っているので、黒井さんもその内そこに入ってもらいます。」


(新卒? 入社時期が近いということは同期ということ? 同期……、思えば今まで同期と呼べる存在はいなかった。同期かぁ)


「黒井さん?」

一人でにやけていると、酒井さんが不思議そうな顔で声をかけてきた。


「失礼しました。ところで、研修期間はどのくらいあるのでしょうか?」


「大体、2週間くらいを想定しています。まぁ、経験者の黒井さんには、そんなに必要ないかもしれませんが……。」


(流石、大手。研修期間が2週間もあるのか。早く授業をしたかったが、じっくり会社のことを学ばせてもらおう。)




翌日、出社すると、酒井さんから

「黒井さん、急で申し訳ないが、S市に向かってくれませんか? S市の校舎で急に先生の空きが出来てしまって……。」と話があった。


「分かり……」

分かりましたと答えようとしたとき、俺はあることに気がついた。


(S市……、ここから車で1時間半くらいかかる。初心者の俺にたどり着くことが出来るだろうか?)


車は父親名義のものを借りていたので大丈夫なのだが、20分以上の運転をしたことがない初心者だった……。

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