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ブラック企業での日々  作者: 黒井 新
第三章
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個別指導塾②

中学2年生の高畑恵美さん、高校1年生の池田俊一さん


(この2人が俺の記念すべき初めての生徒。)


「先生、一次関数が全く分からないです。」

高畑さんが言う。


「そっか。じゃあ、まずはこの問題をやってみて。」


(おう、俺って先生っぽい…。ところで、一次関数とは何ぞや?)


池田さんは部活動の疲れがあるようで、中々、教材を出さない…。


(まずい…、初日からナメられてはいけない。ここはビシッと言ってやらなくては…。いや、待てよ…、この年頃の子は叱ったりすると、より反発すると、何かで読んだことがある。ここは…)


俺が悩んでいるうちに、池田さんが教材を出し問題を解き始めた。


(流石、俺!! こうなると分かっていた! だから、敢えて何もしなかったんだよwww。優秀、秀逸、天才w。)


そうこうしているうちに、高畑さんが問題を解き終えた。採点すると、ほとんど間違っていた…。


「先生、解説を読んだんですけど、何でこれってこうなるんですか?」


(ヤバい…、解説を読んだんだけど、意味が全然分からない。俺が中学の頃、こんなのやったっけ?)

俺の背中を冷や汗が流れていく。


「ああ、そっか。これがあれでこうなるんですね?」


「流石、高畑さん。その通り、あなたなら自分で解決できると思っていたよ。」


(ふぅ…、何とかなったぁ。帰ったら、一次関数を勉強しなくては。あれ、そう言えば、池田さんは?)














……寝てた



そんな感じで、俺の初めての授業が終わった。

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