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ブラック企業での日々  作者: 黒井 新
第三章
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引っ越し業者②

この日、馬場の下についたのは俺を含めて3人。30歳でガタイの良い橘さん、大学生で19歳の江本さん、3人とも同じ派遣だった。

橘さんは、この引っ越し業者の常連らしく、馬場よりも歴が長いらしい。


「橘さん、今日も宜しくお願いします」

馬場が言う。俺と江本さんへの態度と明らかに違う…。


現場に到着すると、馬場と橘さんは慣れた手付きで入り口や廊下などに養生を進める。


俺と江本さんは、(特に指示がなかったが、)段ボールに室内のものを入れていった。


養生が終わり、馬場が室内に入ってくると、江本さんへのシャウトが始まった。

「ちょっと!! お前、何してる? 普通、洋服の上にスリッパ乗せるか? マジあり得ん。これだから派遣は!!」


(まぁ、確かにスリッパは乗せないけど。何も教えないくせに、偉そうにしやがって…。)


橘さんが間に入って、馬場の怒りが収まった。


引っ越し業って、ただでさえ体力削られるのに、馬場によってメンタルも削られるとは……。


この段階でまだ午前中…。

(自宅から100kmくらい離れた場所だけど、歩いて帰った方がマジましだわ。)


あとから聞いた話だと、この引っ越し業者は馬場以外の社員も同じような状況だったらしい。


アルバイトの人たちも嫌がるようになり、この引っ越し業者には派遣されなくなった。



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