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ブラック企業での日々  作者: 黒井 新
第三章
21/68

引っ越し業者①

話は少し戻ります。


2つ目のブラック企業の就職が決まったタイミングで、実家を離れワンルームのマンションで一人暮らしを始めていました。


飲食店から未払いの給与を回収したものの、これからの生活費に困っていた俺は、派遣のアルバイトに登録していました。


今回はその派遣先でのお話。


その引っ越し業者は、派遣の人達から悪い評判しか聞かない企業だった。


「え~と、黒井さん。あなたは馬場さんのところ。」

営業所で、恰幅の良い中年男性が俺たち派遣を振り分ける。


「ちょっ……、馬場さんって、どの方ですか?」

(初めてなんだから、馬場さんって言われても……)


俺の質問が聞こえなかったのか、恰幅の良い男性は、足早に去って行ってしまった。


「あの、馬場さんって、どの方ですか?」

トラックの荷台に梱包用の段ボールを積んでいる男性に尋ねた。


「いや、俺も今日が初めてなんで、ちょっとわからないです。」


俺の馬場探しは、10分ほど続いた。

広い駐車場に止まっているトラックを1台1台聞いて回った。正直、馬場はもうどうでも良いから、早く帰りたかった。


そう思い始めた頃、ついに馬場が見つかった。

しかし、……

「お前、ふざけてんのか!?」

初対面の馬場から怒号を浴びせられる。

「何してたんだよ、荷物の積み込み終わったぞ!! やる気あんのかよ!?」

(やる気はあるが、お前の下で働くやる気はない)


こっちの言い分も聞かず、馬場のシャウトが続く。

「まったく、お前のせいで出発時間過ぎちまったじゃねえか。」

(馬場がシャウトしなければ、無事に出発出来たのでは……?)


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