うううぬうjんうぬぬn
まずすぐに手に入るものばかり集めて忘れた頃にそれを手放すのだと私たちは綺麗にご飯をさらえてしまった後に私たちはその肩を持って私たちはその時よりもっと大きく変わらないものを確かめて気がつくと戻っていた戻っていたのに誰も覚えていなかった。
もしも忘れていなかったらもしもそのままにしてあったら子どものための本を私たちは脇に抱えてこのまちで一番大きな図書館から何もかも盗み出した気でいた。そんなことは誰も覚えていないのに。そんなことは誰も信じてくれないのに。私たちは必ずしもそれをやり遂げたというわけではないのに。私たちはいつだってそれがなんなのか分からずにいた。私たちはいつだって体の中が熱くなるようなその時の思い出を忘れずにいた。忘れずにいてそれはでも必ずしも起こったことではないのだ。でも私たちにはわかっていた。それは確かに私たちの中にあった。
くだらない話であればあるほどよかったのだ。くだらない話であればあるほど、私にはそれが確信できた。それが本当に起こったことであることが。本当にそれが起こったことなのだということはいつだって私の中にあったのだ。私の中にあったことはいつだって本当のこと。偽物の物語は身体中を経巡っていつか本当のことになる。いつか私にとってそうでしかあり得ないということになる。それが手に入るのだ。それがいつかくるのだ。待っていれば、分からないままでいれば。何もかも知らないままでいるしかない。このままで私たちは朝を迎えやがて夜になる。このままで何もかもが叶う。このままでわからないままで時が経つ。