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Chapter 6 突入

FBI捜査官のトム・ミラーは、ジェイク・ハリスの電話を受け、

SWATチームを迅速に指揮した。

チームは廃工場の周囲に配置され、待機した。



廃工場から漏れる部屋の明かりの隙間から、

丘に位置するSWATのスナイパーはスコープを通して

ジェイク・ハリスが椅子に縛られ、

ゾラクス・ダークウッドに拷問を受けている様子をトム・ミラーに報告した。



「ジェイクが小型爆弾ヴァニッシュの起爆デバイスの暗号を言いかけた時、

 電話は、切れた。そしてジェイクが拷問されているということは・・、


 暗号はジェイクしか知らないということで間違いない。」と、

FBI捜査官のトム・ミラーは、隣にいる参謀役のケビン・スミスにつぶやいた。



「暗号が分からない限り、ゾラクス・ダークウッドは、

 ジェイク・ハリスを殺せないはずです。


 廃工場に突入して、ゾラクス・ダークウッドを拘束ましよう。そして、

 小型爆弾ヴァニッシュを奪う、

 もしくは、ヴァニッシュのありかを聞き出しましょう」と、


参謀役のケビン・スミスは、トム・ミラーに提案した。



FBI捜査官のトム・ミラーは、無線でSWATチームに突入の合図を送った。

「いいか、ゾラクス・ダークウッド以外の部下は殺しても構わない

 ジェイク・ハリスの身柄確保とゾラクス・ダークウッドを拘束するんだ」



SWATチームは、廃工場に向かって静かに足を進めた。

暗闇に身を潜め、無言のサインで連携し、進行を続けた。



「SWATチームが目的地に到着し、準備が完了しました」

と参謀役のケビン・スミスがトム・ミラーに報告した。



丘に位置するSWATのスナイパーは、

ゾラクス・ダークウッドの肩にスコープの照準を合わせた。



「スナイパーがゾラクス・ダークウッドの肩を撃ったら、部屋に突入しろ」と、

トム・ミラーが無線で指示すると、

SWATチームのメンバーたちは緊張の中で息をのんだ。



「やれ」とトム・ミラーが指示した瞬間、

スナイパーの弾丸が、スローモーションのように回転しながら、

ゾラクス・ダークウッドの肩に突き刺さった様に見えた。



それと同時に、SWATチームがドアを破壊して部屋へ突入した。

だが、そこには誰もいなかった。

ただ穴の開いた8Kディスプレイが置かれているだけだった。



SWATのスナイパーが廃工場の部屋の隙間から見た。

ジェイク・ハリスが拷問を受けている光景は、

8Kディスプレイに映し出されていたものだったのだ。



SWATチームの報告を受け、FBI捜査官のトム・ミラーは

目を見開き、驚きを隠せなかった。


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