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プロローグ 転生しました、死にました。

中編予定が思ったより長くなりそうなのでとりあえず一章だけ投稿します。基本コメディ、いつになるか分からない後半はシリアスになる予定。あらすじ回収はまだ先で、恋愛は超スローペースです。なんなら最初の章はヒーロー出てきません(笑)

暇すぎて暇だーって方はどうぞ。

 

 ――転生しました、死にました。


 転生。


 それは神様が与えてくれたチャンスのような物だろう。哀れみか、気まぐれか、どういう理由なのかは全く分からないけど。


 だからこそ、誰が予想できるだろうか。


 私、晴里まひるは、それなりに幸せな日常を送っていたと思う。平和な日本に生まれ、少女漫画が大好きなただの女の子。しいて言うなら夢見がち、だと言われることはあったけど。両親や友人にも恵まれ、特に問題も無く義務教育期間を終えた。


 そしてとうとう、幼い頃から憧れた高校生。新品のカワイイ制服に、新しい学校。


 私の知る、少女漫画での舞台は大抵高校なのだ。現代の甘酸っぱい青春物語も、ファンタジー世界の溺愛ものだって、全て十六から十八歳くらいの少女が主役。幼い頃からそんな少女漫画ばかり読み続けて、高校生になったら素敵な恋をする、そう決めていた。


 ・・・正直に言おう。このときの私は完全に浮かれていた。


 私の脳は完全にお花畑だったのだ。


 浮かれに浮かれきった私は、目の前の信号が赤になったことに気づかず。


 王道の異世界転生を果たした。



 ―――はずだった。



「なんで転生直後に死んでるのよ――!?」



 ゆらゆら揺れる足は確かに透けていて。何なら今この瞬間、私の足は地面から離れている。


 ・・・間違いなく、幽霊だった。



プロローグなので超短いです。四話同時投稿してます。一章終わりまでは毎日投稿予定。

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