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受けられない



「 ―― こんど、西方の堀をさらうだろう? そのときに、してほしいことがあるんだが」



 してほしいこと?とヒコイチはセイベイをみてから、男の顔をみた。



「 『してほしい』って、いわれてもよ、おれたちはお堀さらいの人足にんそくじゃあねえし、だいたい、浚うのには役人が見張りに立つ。 なにかやりてえっていうなら、そっちに願い申し出たほうが、はなしがはええだろ」



 セイベイもうなずき、「だから、ここであたしにたのんでも、そりゃ受けられないって断わったんだよ」いまは街なかで何をするににも、《おかみ》にお伺いをたてないとうるさいもんだと、あたりの出店をみまわす。




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