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梅を見てお堀を浚(さら)ったはなし  作者: ぽすしち
 九

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茶飲みともだち



「 ―― 乾物屋がほかの猫とちがうみたいに、なんだか感じがちがうのよ」



 そうかい、とわらいながら湯呑に手をのばしたセイベイの後ろから、いつのまにか部屋にきた『先生』が、甘いものなどいかがです?と漆の皿をのせた盆を畳におく。




 ダイキチのお屋敷の、あの庭がよくみえる部屋も、今日は障子を閉め切ってあるが、年寄ふたりは庭をむくほうへ横にならび、ヒコイチはその二人をあいてにするように座っている。




 その間にはいった『先生』が、男たちの前に赤く丸いものがのった漆の小皿を、おいていった。




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