表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
梅を見てお堀を浚(さら)ったはなし  作者: ぽすしち
 七

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/70

『うわさ』ひろがる

  


  七

  




《お堀さらい》の前日までに、その『うわさ』をひろめたのは、ヒコイチのお友達の一条のぼっちゃんと、ダイキチだった。




『 西のお堀には、お地蔵様がとじこめられた厨子ずしとご神木がいっしょに沈んでいるらしい。 下駄屋のご隠居さんの夢に、ひきあげてほしい、と《ご神木の化身》がでてきたそうだ 』





 この『うわさ』は、《百物語会》につどう人の口から口をつたって、西堀をさらう日には、大勢暇な者があつまり、役人の数も多くなった。



 ひとりだけ大声で、そんなものでるわけはない、と怒ったようなかおをしていた役人が、きっとあの人足の男が、枕に立ってたのんでみたという役人だろう。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ