表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
梅を見てお堀を浚(さら)ったはなし  作者: ぽすしち
 五

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/70

龍があばれた大嵐



「 ―― それで、セイベイさんに、なにを頼みたいんだい?」



 ダイキチがきいたので、はっとしたように顔をあげた男はまた、さきほどのはなしをくりかえした。



 ようやく大嵐のくだりまでくると、「そんな大嵐あったかね」と、ダイキチも首をかしげる。



「だからよ、さっきも言ったろう?その嵐がよくなかったってよ」



「そんなひどかったのかい?」



 いや、と男はすぐにうちけした。


「ご隠居さんたちもおぼえてねえってのはわかる。 ところがな、おれらのところじゃあ、ひどかったんだ。『龍があばれた』ってなはなしがのこるほど、大風がまきあがった」

 



 ああ、と年寄りたちは顔をみあわせた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ