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梅を見てお堀を浚(さら)ったはなし  作者: ぽすしち
 四

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28/70

肝(きも)


 ヒコイチが驚いた顔をむけたのに、西堀の隠居はあたりまえのように、それではお言葉にあまえて、と、すぐについて歩き出す。



 ヒコイチは、また人足にんそくの男が消えるのではないかと振り返ったが、そこには腕を組んでかんじいったような男がいた。



「いやあ、おれにどろいた役人にも、これぐらいの《きも》があったなら、あんたらの手もわずらわせなかったのによ」



「あのじいさんたちの《肝》と比べちゃ、その役人が気の毒だ」


 本心からおもいながら、二人の年寄りのあとについていった。






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― 新着の感想 ―
[一言] じい様たちの方がまるで妖怪のようですね。 肝が据わっておられる。 生き生きと描かれているので、じい様だなんて申しづらいですが。
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