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油揚げ
「 え?違うってのか? だって、おれの知ってるお稲荷さんには、油揚げがそなえてあったぜ」
「だからさ、そのおキツネさんは、そのお稲荷様の《神様》にお仕えする身分なんだよ」
年寄りのこたえに、ああそうか、と納得ししたところで、「おれがきいてほしいのは、その神様には仕えてねえ《おいなりさん》でな」と人足の男がわりこんだ。
つまり、とセイベイが首をのばす。
「 ―― お百姓とか、その土地にすんでる人たちで祀っていた、ご本尊とかのない《おいなりさん》てことかい?」
「 え?違うってのか? だって、おれの知ってるお稲荷さんには、油揚げがそなえてあったぜ」
「だからさ、そのおキツネさんは、そのお稲荷様の《神様》にお仕えする身分なんだよ」
年寄りのこたえに、ああそうか、と納得ししたところで、「おれがきいてほしいのは、その神様には仕えてねえ《おいなりさん》でな」と人足の男がわりこんだ。
つまり、とセイベイが首をのばす。
「 ―― お百姓とか、その土地にすんでる人たちで祀っていた、ご本尊とかのない《おいなりさん》てことかい?」
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