続・天使の法律事務所--持株比率10%の少女
新米弁護士として修行を始めてちょうど4ヶ月が経った8月初めの日、母親に連れられて事務所にクライアントとして現れた少女。スレンダーで「オトコマエ」なルミナス女子高校の1年生。一族が経営する会社の株式を、創業者である祖父から10%分相続したという。父親を早くに亡くした彼女の議決権の行使についての代理を、親権者たる母親から事務所が受任し、その事務を担当することになったボク。他の株主である一族の三人の考えを探るため、彼女と二人で面談に回った夏の暑い日々。亡くなった祖父と父親の思いを享けた、彼女の願い。それを叶えるためにボクが、株主総会に提案した議案。そして、ひと夏の想い出の締め括りは?