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紀行文 陣馬山と景信山

作者: KENGO

 2022年5月29日実家から電車で1時間30分程の電車とバスで陣馬山下まで来た。電車は休日の早朝であったため空いていた。電車の中では前日の夜に寝落ちしてしまったために居眠りをしていた。いざ登り始めるとなると眠気が飛ぶと思いきや眠いままで足を前に出すのが重かった。登り始めて50分、最初の休憩で「眠気があるから厳しいかも」と弱音を吐いていたところ「あと20分くらいで山頂のあとは尾根道だ」と父が言ったのを聞いて「じゃあ大丈夫だ」とすっかり歩いていく勇気が湧いていた。

 山頂に着くと恒例の山の高さがわかる標識の横に立って父に自分のスマホを渡して写真を撮ってもらった。登った達成感とともに記念写真になるのだ。陣馬山山頂では天気は快晴だったため富士山がよく見えた。茶屋があり、ゆずシャーベットとけんちん汁を2人前注文して眺めが最高のテラス席に座って富士山を見ながらの腹ごしらえをした。

 景信山からは尾根道をずっと歩いて行った。尾根道は左右の下から吹いてくる風に挟まれて汗をかいていたからだには涼しくて気持ちよかった。首に虫がついていてびっくりすることもあった。昔から虫が駄目で虫を見つけると警戒心の強い視線で睨みつけてしまう癖があった。陣馬山山頂から景信山まで7km程あったので途中で15分休憩をとることになった。父が地図アプリを取り出し景信山のあと城山から高尾山まで行く予定だったが高尾山に着くのが15時になると少し遅いので景信山から城山バス停まで下ってバスで高尾山駅に行くことになった。尾根道をまた歩き始め日向の中を歩いていると父が「ここでこれだけ暑いと平地ではもっと暑いぞ」と暑さで嫌になりながら聞いていた。確か今日は今までのところ今年で一番暑い日だとネットニュースで見たのを思い出した。まき道という標識をよく見かけ「まき道はどういう道?」と父に質問すると「上を通らないでまいていく道だからまき道」といつもながらの博識で答えてくれた。

 景信山山頂に着くと冷たい飲み物と採れたての山菜の天ぷらを2人前注文して美味しくいただいた。さすがに山頂で休憩しただけでは足の疲れがとれなくなっていてこのまま城山バス停に出発することとなった。険しい下り道を下り終えると車道に出た。城山バス停まで10分少々歩くとバスが丁度来ていた。今日は不思議と行きも帰りも乗り継ぎがよかった。バスに乗っている最中に紀行文なら書けるかもと思った次第でありました。


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