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学校帰りに異能バトルに巻き込まれたんだが  作者: 朱色の梟
第一章「源」
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朝食


 昨日の夜に自分の異能力についての実験をした幾つかした後、作戦等を立ててからリクトの眠った6時間後にそれは鳴った。


 『皆さま、御早うございます』


エマの声が何処からともなく聞こえる。


 『いい忘れておりましたがその部屋にはカメラと盗聴機、それから今使っているマイクを隠してありますので、ご了承下さい。』


プライバシーの欠片も無い部屋な事が分かったが、別にリクトは昨日は他人に見られて困ること等は特にしていない。


 『さて、本題は現在7時でございます。ご朝食を摂られたい方は昨日集まって頂いたホールにお集まり下さい』

 「.........」

  

 リクトは昨日の学校での昼食以来何も食べておらず、いい加減空腹が限界のためやや警戒しているものの、朝食を食べに向かった。


 ~五分後~


 リクト達は昨日に目を覚ましたホールに集まっていた。暗くてよく分からなかったが案外広く、いくつか道がある。

 そしてエマがステージ的な所に登り喋り出した。


 「では皆さま....では無いですね。2名程お越しになられて無い様ですが?」


 エマがそんな事をリクト達に聞いてきた。リクトは咄嗟に周りを見渡すが誰がいないのか分からない。

  

 「あ、タイガはご飯要らないらしくて、ユキトは返事が無かったから寝てるんだと思う。」


 そう答えたのはキョウカだった。こいつ物怖じとかしないのかな。

 ただリクトもそう言われ二人が居ない事に気がつく。

  

 タイガのフルネームは五條大牙ごじょうたいがで恐らくリクトと同じ位にクラスから孤立してる、身長百八十九センチメートルの長身でいわゆる、不良と呼ばれる人種であり、流血事件を何度も起こしてるが、うるさいタイプの不良ではなく寡黙なタイプの不良で、一部からは絶大な人気を誇っている。


 もう一方のユキトのフルネームは新村雪人にいむらゆきとと言い、身長はリクトよりギリギリ小さいくらいの少年だ。タイガと違いクラスの人気者の一人の男子でいつも学校で寝ているがかなりのイケメンのため、女生徒はおろか、一部の女教師まで彼の眠りを起こしていない。


 「そうですか。ありがとうございます。ではご案内致します。」


 エマはそう言って「こちらです」とリクト達をホールから続く道の一つに案内する。

 リクトは大衆食堂の様な物を想像していたが、それとは真逆なオシャレな食堂が広がってた。


 「ご飯はこちらからどうぞ~」


 と、そう言ったのはいつの間にか着替えてカウンターの奥に居るエマだった。


 「あ、毒等は一切入ってないのでご安心を」


 エマがその注釈を付けてから数秒後には何人かがカウンターに並び初め、最終的にはほとんどの皆並んでいた。

 朝食は十二種類とバリエーションが豊富でリクトはサンドイッチを選択した。飲み物はオレンジジュースである。

 クラスの皆はまとまって食べていたが、リクトは皆とは少し離れた位置の四人用の丸いテーブルに一人で座った。

  

 「....」


  別に一人で食べる食事に悲しみの様な感情はあるわけではない。そんなの家でも学校でも同じだ。が、

  

 「よっこいしょっ、と」

 「...?!」


 何故かキョウカが目の前のテーブルに座ってきた。


 (た、確かに椅子は余ってるけど...コイツ...何してんだ?)


 リクトの思考はそれで埋まりきった。

少し諸事情でバタバタしてて投稿が出来ませんでした。申し訳ありません。多分今回から元のペースに戻ります。

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