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学校帰りに異能バトルに巻き込まれたんだが  作者: 朱色の梟
第一章「源」
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最弱能力?


 エマに言われ、各自自分の部屋を見つけ中に入るところだった。

 リクトは少し前に自分の部屋を見つけた。部屋に窓は無く、トイレと水の入ったポットとコップとベッドがあり、その横に机が置いてあった。


 (さてと、眠る訳にもいかないし作戦でもたてるか。)

  

 と、リクトがベッドに座ろうとした時それに気づいた。


 (この封筒...エマが言ってた自分の異能力が書かれた紙だろうな...)


 そしてリクトはそれを手に取り、中を確認すると紙が入っていた。そしてその紙には、


 キリサキリクト

 能力名『温度計』

 「貴方の能力は掌で触れた物の融点、沸点、凝固点を自由に操作する能力です。」

 

 ...と書かれていた。


 「え?」

  

 思わず声が出てしまった。

 リクトは自分達に与えられる能力は魔法みたいな能力かと思ったが割と科学的でビックリした。


 (融点、沸点、凝固点の操作が...強いのか?これ?最悪の場合最弱クラスなんじゃないのか?...いや、まだ結論付けんのは早いな。少し実験する......か。)

 

 そしてリクトは部屋にあったプラスチック性のコップを手に取った。が、ここで少し疑問が生まれる。


 (でもこのコップの温度が分かんないし....あれ?)


 またもや疑問が生まれた、がこれは自分に対する疑問だった何故か手に持っているコップの温度が頭の中に入ってくる。


 (何で?何でだ?どうしてこのコップが『14℃』って分かんだ?能力のオマケか?)


 ひとまずは能力のオマケということにして実験を再開する。


 (ま、まぁいいや。実験しよう。最初は...融点でも変えてみるか。)


 融点は物質が融け始める温度で、物質はこの温度を上回ると融け出す。  

 やり方がよく分からないが心の中で「融点を10℃に変化」と呟いた。すると...


 「お、おぉ?」


 特に何も起きなかった。放っておけばいつか融けるだろうが時間が無い。

 

 (じゃあ一瞬で融け温度にするか。)


 そして今度は融点をマイナスまで下げると、


 「うわっ!?」


 コップが一瞬で融け、床にコップだった物が広がる。


 (異能力とかま、マジかよ!?ほ、本当に融けた...)


 リクトは驚愕した。一体この1日でどのくらい驚いたんだろう。


 (じ、じゃあ次は他の奴を試すか...)


 その後の沸点と凝固点の実験はどちらも成功(?)し、地獄の様な事になったが、この実験で幾つか分かった事があった。

 この能力では温度を変えられないということ、つまり沸騰している液体でも熱くないと言うことが分かった。


 (分かってきたぞ、この能力が...)


 そしてその後いくつかの実験をして一応作戦をたてた後...結局寝た。

活動報告にリクトのキャラ設定を載せておくので良ければ見てください。

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