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学校帰りに異能バトルに巻き込まれたんだが  作者: 朱色の梟
第二章「エキシビションマッチ」
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重力操作


 エマに先ほど言った通路に行けと指示され、何人かが動いて、リクトも少し待ってから通路に行った。


 「....ん?」


 リクトはその通路を見て少し驚いた。ここの通路も寄宿舎や準備室と同じ間隔で通路にドアがあるだけでここまでこの造りが多いと手抜き工事の言葉が脳裏をよぎるが今はどうでもいい。


 「ここか...」


 自分の名前と対戦相手のニシカタの名前が書かれたドアを見つけ中に入る。


 部屋の中は左右に伸びる通路や扉が幾つかある、壁や床が白塗りの居るだけで何か変な気持ちになる部屋だった。


 (西方さんは...どこだ?)


 リクトは相手の筈のニシカタが居ない事に気付き探し始めた。尚、リクトは大概の相手にさん付けをする。


 



 「おい。開けたらドアを閉めろ。マナーだろマナー」


 リクトがニシカタを探し始め、5分後位にそんなことを入った部屋で唐突に言われた。


 「......」


 リクトはやや渋りながらも閉めた。ニシカタは部屋の真ん中の机に座っていた。


 「なぁ、霧崎。お前この世のゴミってなんだと思う?」

 「?」


 そんなことを突拍子も無く聞かれ、リクトは返答に困る。


 「俺は無駄な物とか、いらない物とか、汚い物とか何だよ」

 「は、はぁ?」


 リクトの困惑顔を気にせず話し始めた。まぁリクトはポーカーフェイスのため、判断が出来るのであれば称賛に値するだろう。


 「ゴミか」

 「そ、ゴミ」

 「俺もやっばりいらない物とかをゴミにするな」

 「ならお前もゴミだな」


 ニシカタはそう言いながら立ち上がった。敵意を全開にして。


 「それは.........俺がゴミってこと?」

 「その通り!!お前はいらないからな。俺にボコボコにされても文句言うなよ!!」


 そう言って戦闘体制みたいなポーズをしたニシカタ。リクトも身構える。

 しかし。


 「ッ!?!?」


 次の瞬間横殴りの衝撃とともに壁に叩きつけられた。


 「イッつ....ゲホゲホ!!」

 「ヒュウ~~やっぱりゴミは地べたがお似合いだぜ!!」


 咳き込み倒れたリクトを見てあざけ笑いながらニシカタが歩いて来た。手には椅子を持っている。


 「オラよッ!」


 手に持っていた椅子をリクトに投げたがリクトが手で弾くと同時に融点を操作し一瞬で融かしきる。


 「ウオッ!?何何何!?ものでも溶かす能力?怖っ」


 ニシカタは口でそう言いつつも驚いた素振りを見せず右手を上に振った。すると今度は上の天井に叩きつけられた。


 「グハッ!!」


 リクトはまた無様な声を出すが内心は冷静だった。攻撃を喰らうと共にニシカタの能力の分析を開始をする


 (喰らった感じ重力操作か?だとしたらあの手の振り方が関係してんのか?考えろ考えろ考えろ....)



 リクトは悠長に考えている様に見えているが途中に何度も叩きつけられているため通常では考えるのも不可能に近いがリクトはかはり冷静である。

 全ては奴を倒すために。



活動報告にも書きましたが少し投稿がストップしてしまうかもしれません。詳しくは活動報告で。

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