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学校帰りに異能バトルに巻き込まれたんだが  作者: 朱色の梟
第二章「エキシビションマッチ」
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戦闘準備



  1stラウンドでは殺害をしてはいけない。


  

  このルールを聞いてリクトは微かに笑った。

  理由としては殺される心配もなければ、殺す(,,)心配もないということだ。

  リクトの能力は一見強く無さそうだが、実際触れられたら即GAMEOVERになる。

  

  リクトは誰かを殺すのに躊躇いが無い訳では無い。

  できるだけ人は殺したく無いが、このルールなら自分が人を殺す心配がゼロだから、

  というのが笑った一つの理由。もう一つは、いい実験に使えるからだ。

  

  リクトの部屋で行える実験は何れもコップや机など物だけに能力を使っていたため、いまいち人体に効くのかが分からない。

  だが、死ぬ心配のない1stラウンドなら心置きなく実験が出来る...とリクトは考えていた。


  「第一回戦は今日の午後から開始します。それと皆さん。こちらに来てください。」

  「...?」


  エマは時間を教えた後、食堂の通路の横の道にリクト達を案内した。


  「ここにも自分の部屋が有ります。そして部屋には自分の能力に適した、服装や装備が置いて有りますので良ければご使用下さい。では。」


   エマが案内した先には扉が延々と続く通路だった。尚、エマは一瞬で消えた。

  そして各々が自分の部屋を見つけ入っていく。順番はどうやら、寄宿舎(?)と同じ順番だったから、割りと早く見つかった。

  

  「...えっとぉ?」


 リクトは自分の部屋を見つけ、中に入るがそこには小さめの鉄球、大きめの鉄球、着替え、よく分からない金属が置いてあった。

  

  (部屋、間違えてね?)


  そう思ったが扉の横には自分の名前が書かれていた。

  取り敢えず部屋にある着替えに着替えた。いい加減制服が辛い。


  「おぉ...」


  着替えの服は割りとかっこよく、黒いズボンに黒いコートと運動に適した服装ではないと思ったが割りと動ける。意外だ。


  「んで、問題は...」


  リクトはそれ《,,》に目を向けた。

  大小どちらもある鉄球と謎の金属。


  「融かすか」


  リクトはそう思い10個位ある鉄球の内一個を手に取り、

  一瞬で融かした。


  「やっぱり普通の鉄だよな~」


  そう言いながらドロドロになった元鉄球に触れ、凝固点を操り固めた。

 

  「ガチでこの鉄球は何なんだ...」


  少しだけ融かしてほんの少し硬い鉄をコネながら考えた。


  (敵に投げつける?でもそれ俺の能力に適してんのか?)


  (ん?投げつける?ちょっと待てよ...)


  リクトは少し気になる事を実験し、そしてそれが予想道理で思わずにやけてしまう。


  「成る程ぉ~~これは使えるな」


  リクトはそう言いながら来る時間まで作戦を組み直していた。

近々にもう一作品連載する予定です。そちらもどうぞ宜しくお願いします。

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