一般人はいかにして女神の部下になったのか
この小説を開いてくださってありがとうございます。執筆初心者ですので、誤字脱字や、展開がおかしいところもあると思いますが、それでもよろしければ読んでくださると嬉しいです。
か「坂本さん、あなたはお亡くなりになした」
さ「はい?俺は生きてますよ?」
か「いえ、あなたは死にました。ここは天界なのです。」
さ「ああ、そうでしたか。それで辺りが真っ白で、立っているというより浮いているような感覚で、目の前に変な女性がいるんですね。全く気づきませんでした。」
か「凄まじい説明口調ですね、あなた!?しかも死んだと言っているのに超冷静!そして変な、は余計です!」
さ「そりゃ、初心者の小説ですからね。ちゃんと説明しないと。そこまで自然に会話持っていけませんし」
か「メタいですよ!?しかも変な、と言ったことに対する文句は無視ですか!?」
さ「……ハッ!?俺は何を!?」
か「ここまでやって憑依されたことにして仕切り直そうとしてますよ、この人!?しかも展開急ですね!?」
さ「…ダメですかね?」
か「…まあいいでしょう。時間はまだありますし。では最初から。」
か「坂本さん、あなたはお亡くなりになりました」
さ「…そうですか。あと、俺は坂田です。」
か「最初に言っててくれてもよかったですよね、それ!?あと、最初より反応雑ですよね、あなたから言い始めたのに!」
さ「そんなことよりチート与えて転生させないんですか?俺は死ぬ前もそのことを妄想しながら歩いていて車に轢かれたので予習はバッチリですよ?女神様。それと俺はクラスの催し物の劇でも大根役だった大根役者ですよ?あれでも本気です。」
か「そこまでわかっているなら最初から言ってください!それにきちんと周りを見ましょうよ、坂田さん!?あと、演技雑だなんて言ってすみませんでした!」
さ「は~い」
か「子供っぽいですね、いくつですか、あなた!?」
さ「19歳童貞ですっ!!」
か「威張れることじゃないですよ、それ!?それに、私はそこまで細かい情報を求めてません!」
さ「それで、願いの要望は聞かないんですか?」
か「なんかちょっとしたセクハラを誤魔化された感がありますが、時間も押してますしいいでしょう。では、何か要望はありますか?」
さ「じゃあ、あなたの部下として働かせてください。」
か「え?それでいいんですか?」
さ「はい。危険な異世界に行くより、安全なここで働きたいので。それにチートもらっても使いこなせる自信がないです!」
か「しっかりした考えですね、あなた!?」
さ「それほどでも、ないですよぉ~?」
か「いや、そこはボケてくださいよ!?」
さ「あ、それは普通にすみません。ところで、俺は採用でしょうか?」
か「ええ、採用です。願いは必ず叶えるという決まりですしね。それにちょうど人手が必要でしたし。よろしくお願いします!」
さ「よろしくお願いします。」
か「では、早速仕事ですよ!次の魂が来たみたいです!行きますよ!」
さ「はい、女神様!そういえば、あなたの名前って、なんですか?」
か「坂本です!」
さ「あなたの名前だったんですか、坂本って!?」
最後まで読んでくださってありがとうございました。