簡単なあらすじ
~あらすじ~
何をとっても普通だけど、それ以上は望まない。ごく平凡な高校一年生の主人公、天神 一勢は、十六歳の誕生日に自宅の庭の小さな池に落ちる。水深はごく浅く溺れるはずのない池だが、目を開けると神様の世界、神界にいた。
そこにいたのは輪廻応報と因果応報を司る神、ナギとナミ。一勢が落ちたのは、神様の神器である水鏡だった。
てっきり池に落ちたことにより、鏡が割れてしまったことを怒られるものと思い身構えていた一勢は、そこで思いもしなかった真実を告げられる。
今は存在しない全知全能の神。一勢の誕生日は、全知全能が消えてちょうど三千年。
ただの人間である自分が、全知全能の神の生まれ変わりであり、今存在する神は全知全能の神の力の化身だと聞かされ、さらには人間として生まれ変わった自分に全知全能の神に戻れる力があるということを知る。
しかし、全知全能の神に戻れば自分がいる世界と神たちが消えるとも知り、まだ会ったこともない神たちと向き合うことを決める。
今はまだ神様に戻らないという選択をした一勢と神様たちとの不思議な関わり合いが、そこから始まっていく。
*補足設定*
●神はそれぞれの神界を持つ。神界はつながっており、神やその使いであれば行き来できる。体が人間の主人公は手助けがあれば可能。
●神玉
神が持つ、勾玉のかたちを模した石。それぞれ石の種類が違う。主人公も所持している。主人公の持つ神玉は他の神の能力を一時的に受け取り、その能力を使用することもできる。
●神使は神につかわされ、人間の元へ行ったりすることがあるため、人間に姿を見せることが出来る。神使の力の大きさにより、人間に姿を見せられる時間は異なる。そのため、人間として学校にまで通っている主人公の神使スイは相当な力を持っている。神様の姿は一勢以外の人間に見えることはない。
●主人公は神や妖怪の類は見えるが、霊は見えない。