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しるし2(詩集)

揺れる夕暮れ

作者: さゆみ


公園のぶらんこの独り言がギーコギーコ

照らすオレンジがまたねって返した

花壇の花が萎んでくのをイヌは見てた


淋しさが沢山拾える帰り道

美味しい不安が心くすぐる

ほら、焼き魚がケラケラ笑うよ


ねえ、もっともっとちょーだい

くらくなるのはすこしでいいよ

このくらいがちょうどいいよ

おうちにかえりたくないんだ


取り残された洗濯物が揺らいでる

結局さ、同んなじなんだよね

繰り返して、下見て、見上げてソラ


切なさを吸い込んで笑うよ

哀しみを噴き出してうたうよ

ツライことはときどきくるかな

楽しいことはときどきあるかな


僕の影が引っ張られる帰り道

夕暮れがじわじわ想い揺らすよ

さあ、帰ろう 帰ろう 帰ろう

僕の影を僕の中にちゃんとかえして


バイバイ








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― 新着の感想 ―
[一言]  小さい頃、夕暮れを知らせるチャイムの音を聞くと悲しくなるのを思い出しました。今まで見ていた風景が色あせる、それを思い起こします。
[一言]  広場が見えました。  空気が聞こえました。  懐かしさを感じました。  時間を刻む川の流れの音がしました。  わからないこと並べてスミマセンm(_ _)m  最後に、良い詩でした。
[良い点] 描写がとても視覚的で夕暮れ時にニオイまでが伝わってくるようでした。 [一言] 以前は当たり前だった公園で遊ぶ子どもたちや夕餉の香りという光景がいつしか『日本の原風景』という感じになっている…
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