表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

しるし2(詩集)

揺れる夕暮れ

作者: さゆみ


公園のぶらんこの独り言がギーコギーコ

照らすオレンジがまたねって返した

花壇の花が萎んでくのをイヌは見てた


淋しさが沢山拾える帰り道

美味しい不安が心くすぐる

ほら、焼き魚がケラケラ笑うよ


ねえ、もっともっとちょーだい

くらくなるのはすこしでいいよ

このくらいがちょうどいいよ

おうちにかえりたくないんだ


取り残された洗濯物が揺らいでる

結局さ、同んなじなんだよね

繰り返して、下見て、見上げてソラ


切なさを吸い込んで笑うよ

哀しみを噴き出してうたうよ

ツライことはときどきくるかな

楽しいことはときどきあるかな


僕の影が引っ張られる帰り道

夕暮れがじわじわ想い揺らすよ

さあ、帰ろう 帰ろう 帰ろう

僕の影を僕の中にちゃんとかえして


バイバイ








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  小さい頃、夕暮れを知らせるチャイムの音を聞くと悲しくなるのを思い出しました。今まで見ていた風景が色あせる、それを思い起こします。
[一言]  広場が見えました。  空気が聞こえました。  懐かしさを感じました。  時間を刻む川の流れの音がしました。  わからないこと並べてスミマセンm(_ _)m  最後に、良い詩でした。
[良い点] 描写がとても視覚的で夕暮れ時にニオイまでが伝わってくるようでした。 [一言] 以前は当たり前だった公園で遊ぶ子どもたちや夕餉の香りという光景がいつしか『日本の原風景』という感じになっている…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ