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風のグラスゴー 旅立ち編  作者: 玲於奈
18/41

カトリックの精神

なし

「日本に来てはや50年。

 おかげさまで

 英語指導助手の普及に

 微力ながらお力を

 お貸ししてきました。」


「今から50年前

 残念ながら

 日本は、我々外国人に

 とって未知の国。

 知名度はそんなに

 ありませんでした。」


「その日本へ

 若い英語教諭を派遣。

 もちろん

 応募は集まりません。」


「しかしながら

 我々は

 カトリックの精神にのっとり

 少しずつすこしずつ

 派遣を広げてきました。」


「今では世界120を越える国から

 日本に英語教師を派遣しております。

 そして、日本に派遣された

 英語教師も

 母国に戻る際に

 及ばずながら

 習得した日本語で

 母国での日本からの国際援助の

 お手伝いをしております。」


「そう今から数百年前にいらした

 宣教師のように・・・」


話はつづくが

さんぺいTの

顔を見ながら

ピンとくるものがあった

なぜかいやな氣がした


さんぺいT

あなたはいったい。

そんな事を堂々と考えていると

氣がつけば、いつのまにか

会は終了していた


三々五々

人々はパーティ会場に

移動していく


出口付近で

客に挨拶をしている

さんぺいTが

私に氣づいた


あなたどうしたの

こんなところで

何をしている。


そんな顔をしている。

けげんなさんぺいTを前に

別な人が親しげに

話しかけ

話しをせざるをえない

さんぺいTの視線を

感じながらも

私はその前を通り過ぎた


赤絨毯を

パーティと反対の方向に

歩きながら

おなじみの深谷の声が

ふりかかってくる


「パーティは参加するかい」


後ろをふりかえらず

手をふる


突然

すぐ脇に来て

「ぜひ紹介したい人が

 いたんだけど・・


 しばらく間


 まあそんなことだろうと

 思って車を待たせてある。

 それじゃあ」


やつは去っていった。


どうやって着替えたか

わからないが下宿にもどった














なし

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