epilogue…
エピローグ
「えとわー、えとわー!」
またうるさいのが来た……
「おーーい!ねぇねぇ!マスターが言ってたんだけどさ!ほんとに天使なの!天使って白くないの!」
……はぁ、よくこんなのが現実世界でバレずに生きていられるな……
「ほんとなら、どうする?」
「おぉぉ!かっこい〜!!」
…本当にこのまんまる頭は……
「マインドちゃん、いつか見せてあげるから私のこと天使って呼ばないでね」
「ん、何かあったの?まぁ……わかった!」
「今日も騒がしいな」
「あっ!マスター!」
「鬱陶しい。それよりエトアこのアホから何か聞いたか」
「えぇ、とっても昔の話をね」
「悪かった、つい口を滑らせてしまった」
「いいよ、君たちでよかったってとこだね」
──何の因果か、今では不思議な友達が沢山いる。
マスターに、マインド
ミントやホーン、あまり姿は見ないけどライトって子もいる。
みんな変な子達で個性的というか……正直関わりづらい
でもそれはきっと私も同じなんだと思う。
これはこれで、まぁ楽しいかもね。
読み終わったかな。
わたしの名前はE tR、エトアって読むの。
私のことを探す人が現れたら、きっと心配してるだろうから
なんだかんだ楽しそうにやってるって言ってあげて欲しいの。
お願いね。
あと、この事は口外しないでね
君の記憶を消すこともできるけど、
少しでも彼に早く会いたいから。
この記録は元の場所に戻しておいてね。
いつでも読み返しに来ていいから
「それじゃ」