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Wakeup to malice

離陸

作者: 宇野大江

ひたすら毒吐いた、感情の大掃除のような品です。ご注意ください。


羽ばたくなら

身軽な方がいい

重たい荷物なんて

脇に置いて


滑走路の真面目さが

ランディングギア

折ろうとするなら

コンクリートの

図太さで舗装するから


天候など些末なこと

嵐だと引き留める重力に

返す言葉は

あの雲を抜けた

先にあるのは寒空だけです


翼に空気が

吸い付いたなら

あとは

飛び続けるだけ


不真面目さの

酔いは燃料切れ

メーターは常に

確認していなくちゃ


飛び立ってもこびりつく

敵機の綺麗事は

機関砲で撃ち落とすから

弾薬なら有り余ってるし

僚機の援護もあるから


一度乗った戦闘機は

離陸したら

乗り換えられない

このまま

飛び続けるしかない


無邪気な愚かさを

恐れない翼

そんな操縦桿一つ

握り締めながら


着陸するまで

或いは

墜落するまで





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