分の意味
分は世界を考える場合に、いちいち時間や空間の無限を
想像していたら疲れるので、とりあえず頭のなかで使う
表現。永久不滅にして無限の存在である世界に対して、
個人の人智の及ぶ範囲を「自身の取り分=自・分」と
表現する都合上の言葉選びです。
いきなり個人と世界を並べてそれぞれの存在を語るより
まずは相手にある程度の概念上の形を与えてからの方が
解りやすいと思いまして。で、形あるモノをイメージ
させる「分=分けられる=自他の区別がつく」を用い、
実は「分」は永遠無限の存在である世界であり、その
分身である「自分=我」も不滅の概念に繋がるという
わけです。