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つるはしを持った転移者16

「ウルウル、ちょっと馬鹿な事するけど叱らないでね」

「見てからですね」


 半島の先作った島のもう一つ向こうに島と1つ作って、その先にもう一つ作る事にした。ただしちょっと変わった島。火山島だ。それほど大きな規模じゃなくて火山が爆発した。もちろんすぐ逃げた。つるはしは基本土いじりや水関係が強い。だったら火も弄れないかな?と火山を作ってみた。


「何事ですか!」

「あ皆に言っておいてくれた?」

「ええまあ族長が何かしますとだけ。でも私が驚いてるんだから皆もっと驚いているんじゃないでしょうかね…」

「つるはしの力で火山の実験。大丈夫たいした規模じゃないからやがて冷えて固まるから」

「この大陸の下ってマントルがあるのですかね?」

「ああ平らな地面なら無いよね。どうだろう無くても作ってしまえそうだけど。一応遊びじゃないよ?戦争の時脅しで使えないかなと」

「ああそれは効果的でね。って事は人間の土地を荒らすんですね?」

「まあ人が住んだ無いところを荒らそうかなと」


 実験成功。多分危なくて当分使わないけど。


 後は船の購入と製作。拙いながらも徐々に大工関係の職人が育ってきた。後は船を作るのに協力していた亜人などを集めて人間の技術はも呼んで船作成だな。他には魚用に、網を買ったり。網を作る事もじょじょにしてきた。以前から準備してやっと形になってきた。

 漁獲量が増えた。船とあわせて魚は大事な輸出品となった。ただし以前から取引する街が漁業が盛んなのでこれが限界。とり合えず魚が増えた分他の農作物が余った、これらも魔族人間に売った。


 他にも以前から進めてきた品種改良が徐々に成果を上げている。遺伝や進化について多少詳しいからちょっと亜人国の品種改良は違うようだ。他は家畜が増えてきて、家畜を重視した家畜向け作物や牧草を植えて、家畜の糞なども土地を痩せさせない工夫にも繋がった。

 後はこういった家畜向け作物を絡めたこういった農業はやや大規模になっていった。これは後々亜人を兵隊に出す時残った少ない人達で農地経営できるように、後兵隊に必ず出るような人達は前の通りの小規模な栽培で抑えておいた。


「今度はましな事するー」


 ウルはやや冷めた目で返す。


 島を一つ作って、肥料の島を作る。やがては化学肥料が中心になるが、それまでリン鉱石などを肥料に使っていた。それをそのまま再現しようとか。やがては多分尽きてしまうと思うけど。こうしてかなり余裕の農作物が出来た。当然今は備蓄と輸出。もう農作物の輸出は限界に来ている。目的は戦いが近いためと言うのがあったがそれも多すぎる。


 後はちょっと前にジョナサンが米みたいな穀物を発見した。すぐに育てる事になった。米は土地辺りの収穫量が多いし、土も枯れない。米モドキがすでに始まっていた。限界に近い状況でもさらかに食物が増えそうだが、戦いはそろそろだと思うから。なんとなかるとは思う。


「8000人行ったね」

「はい、以前6000に到達には1年と話しましたが、同じ期間で8000届きました」


 お互いいよいよだと思ってる。


「戦いのための準備が整ったね」

「どうしますか?」

「やるよ、ただ計画を練っていく」


 遅れてる国だけど、なんとか使えるという事ならこの文明レベルでは大体の物をもう自給できると思う。技術の低さ売るものに成らない。そういった点で、最低限の必要なものは機械的なものは大体自給できるようになった。後は焦っても無理と言うこことななろう。


 後何が必要なんだろうか?今すぐ発展なら足り無い事だらけ。でも歴史が浅いんだから低くて当たり前なら特に必要なものが無い。これは攻めろって後押しなのかな。

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