召喚魔法の転移者1-2
さて、次の日からゴーレムを使えるようにしようとする工夫が始まった。まず武装させる。村の人に協力してもらった。熊さんは畑仕事とかで、鱗っぽい肌がちょっとある女の子が一緒に来てくれる事になった。
他にもGOは不味いのかも?と考え始めた。ゲームでも向こうから突っ込んでくる場合自動で一定範囲に来たら対応した。いけは突撃って意味でそのまま行ったら不味い気がしてきた。
「あのー、いきなり元気一杯のモンスターはちょっと操作が不慣れなので、ちょっと殺さない程度に攻撃してもらえますか?」
女の子にとかなかった。何かその鱗ツワモノ感だしてるから。
「良いよ」
またあいつかよってとりとかげが出てきた。ゲームの名前あるけど微妙に違うのでとりとかげ。女の子殴った…。どうも最初から武器持ってきてないよな?って疑問はあった。それを聞いたら駄目って雰囲気があったので黙っていたけど。殴ったぞ。吹っ飛んだぞ…。
おお立ち上がってきたタフだな。ゴーレムの影に隠れて待つことにした。あのフラフラならゴーレム遣られても倒せるだろう。ゴーレムさん舐めてました。華麗なステップでざっくり横っぱら刺しやがった。
なんか良い感じだったので僕も切ってみた。チームプレイの勝利ーー。攻撃力は足りないけど、僕の補助なら十分使える。
「ガンガン行きましょう」
またとりとかげが居た。これ群れか何か?だったのかな。後何この森すげー危ない。僕は使えない行けをもっと有効に使えないかと。試して見る事にした。一撃目が彼女が動いてくれる。つかー無口だなあの子。僕から話しかけないと不味いか?
その後回りこんで行けを使ってみた。その時メニューに変化があった。もう突撃した後だけど、試してみた。2体目来たーー。
やっぱ弱いと思ったんだよ。突撃ぶっさしぶっ壊れ。ぐりぐり剣をついていたら振り払われた。突撃は引かんのだな。予備のナイフがあったので、2体目に持たせて突撃させた。あの樽にナイフぶっさすゲーム思い出した。へろへろになりながらも振り払い。2体目も飛んでいった。真打登場。で僕がばっさり切ってやった。
あれ?女の子ちょっと尊敬?何かまなざしが違うー。
「すごいね」
いや何が凄いか分からないけど。2体目に驚いたんだな。もう一匹とりとかげいたけど、2体までしか出なかった。推測としては、これで打ち止めかまたは増えたという事はモンスター倒してレベルアップが待ってるかも。もう迷ってた僕は過去だ。ゲームと同じように考えがえてる。とかげ娘3体目期待に気が付く。3体目無しでがっかりしていた。
しばらくして青年が遣ってきて熊さんと話をしていた。
「あのさ考えてみたら族長が言ってたのって、お前の近くの村で農業させろじゃ無かったか?」
「ああ、会話だ。こいつは只者じゃないと気になったんだ」
いや旅人だと思ってましたよ?会話聞いててなんとなくここが秘密の隠れ里なのが分かってきた。まあそうだろうな。僕も大体分かってきた。
「まあ結果オーライだから良いか。今日お前が付き合ってやれすごくなってるぞ」
実はアレから7体まで出せるようになった。この村大体分かったけど、モンスターを倒して肉を食ってるようだ。青年の村にはおすそわけのように近所付き合いしてるようだ。とりとかげも回収してたし、そういう村なんだと分かってきた。戦力になってるようだ。まあ剣を7体も都合つけてもらった。
僕もなんだか只者じゃないのが分かってきた。この連中に負けないぐらい頑強な肉体のようだ。金が無いのか?防具つけてる人ほとんど見た事が無い。
「いやー何度も見てもすごいな」
「ちなみにさ間違えてつれてきちゃった人間ってどうなるの?」
「まあ奥地つれてって労働者だな」
「ああ対応はしてるんだ」
「お前は信用できる他じゃ仕事なさそうだしな」
「ああまあなんとかやっていけそうだよ、いい仕事紹介してもらったかな」
要するに人攫いか…。リザードマンが現れた。青年てっきり見物しに来ただけだと思ったら。いきなり忍ばしていたナイフで切りつけた。前からおかしいとは思ってたけど、農民只者じゃない。さて僕のゴーレムちゃんの方に寄ってきたので、後は自動運転。一体一体はそんな器用には動けない。リザードマンって運動能力が高い。でも7体は伊達じゃない。切り刻まれたリーザ度マンの死体が転がっていた。
「うーん、欠点だなそれ。皮も使えることは使えるんだよな。でもまあ肉があれば良いか」
僕らは青年にとりあえず見せるだけなのとリザードマンがでかいので持ち運び帰るため戻った。つかーこれらくらく担げるって僕やっぱ何か変わったな。後で知ったけど、彼も熊さんやとかげ娘と同族らしい。ものすごく違うな…。まあそれ言ったらトカゲ娘と熊さんが同じ同族なのもすごいんだけど。
帰ってからメニュー弄っていたら。新しいゴーレムが一体選べた。早速選んでみると僕ぐらいの身長のゴーレムが一体現れた。強そう。でも7体の方が強そう。と思って選んで見ると同時に選べた。5体まで可能。なるほど合計の考え方なのか。
いよいよ使いに出していた人が帰ってきて族長さんの所に行く事になった。最初はおっかなびっくりだったけど、すっかりこの村好きになってた。何して良いか?さっぱり分からなかったけど、ゲームの時の経験が役に立つと教えてくれた。
そんでもそろそろ旅立った方が良いと思う。全く不満が無いわけじゃなかった。族長に会うって話になってたから我慢してたけど、家に帰れないのは不味い。そのあたり相談してみるつもりだ。
族長の所は遠かった。ただ案内してくれた人無茶苦茶早い。そして僕がそれについていってる。馬ぐらい速い。つかー人間でも馬ぐらい走れる。でもあれをずっと維持するのは人間は出来ない。それが出来てる。まずそれが出来るか?聞いて欲しかったけど、無茶苦茶じゃない?どうもそうなんだよな。これが不満の一つだ。この人達あんまり考え無いんだよな…。族長の所についた。
「やあ僕が田中祐二です。亜人の族長です」
もう驚かない青年見たから。人間とまるで同じ人も当たり前に要る。
「戸村比呂です」
「驚かないんですね?」
「ええまあ他にもいろんな人見たので、なんだただの人間が族長か?ってケースが多いんでしょ?」
「ええそうです。って事は森の外から来たんですか?」
「元々は森に家があったのですが、そこから外に出て村に着いたら、族長さんの村だったと」
「あああそこですか。僕の隠れ家行きましょうそれですべて分かるでしょう」
しばらく歩いて家に入った。
「ああ君も?」
「そう僕もです。じゃ話しますか」
転移者、転生者、人間、魔族、亜人。特殊能力、エルシャ。様々な事をいっぺんに話された。そして最後
「僕の仲間になりませんか?他にも間接的に転生者、転移者の知り合い増えてきています」
「人間と戦えって事なんだよね?」
「いえ、それは戸村君の自由です。その時が来たら一緒に戦ってくださいと言います。だから仲間はそういうものじゃないです。せめて人間の王様側につかないで欲しいんですよ。何しても自由です。僕の所で仕事がしたければしてください」
「僕独自でいろいろ探っても良い?」
「ああ良いですよ。ただ前もって言いますが、知り合いの転移者転生者皆今の王様には賛同できないと話しています。ただお金の関係で僕とは組めないんですよね。僕王様よりはお金持ってないので…、僕のせいじゃないんですよね。魔王が変わり者なので、そのせいで王様を誰も支持しなくなったんですよ」
「情報ありがとう調べてくるよ」
僕はとりあえず家に帰った。




