同じ世界で見えたもの
海が見える土地に家を建てたい
ご近所さんはいなくていい
大きい家じゃなくていいから
とにかく海が見えてほしい
海が見える方にバルコニーを置いて
陽の光や風を感じながら
椅子に座って海を眺めたい
そこにはもちろんあなたもいて
お互い好きなことをして
穏やかに生きていく
今がいつなのか
今が何時何分なのか
そんなことも忘れるくらい
一時でもいいから忘れるくらい
穏やかに過ごしたいと願う
そんな想像をしながら
あなたが運転する車に乗って
青空の下風を感じて過ぎていく時間も
また愛おしいもので
二度と手に入らないかもしれないと思わせるほど
幸せを感じた瞬間が今ここにある