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2悩ましい先輩

光夫のプロジェクトチームの椅子の配置は、光夫の隣に長島美都子、斜め前に平賀亜紀、真正面に北条瑠璃となっている。3人ともスタイルのいい美女なのだが、どんな性格なのかはまだ定かではない。


まだ新人の光夫に色々と手取り足取り教えてくれるのは左隣の美都子だ。爽やかで優しい。忙しいのにいつ質問しても嫌な顔ひとつせず親切に教えてくれるしミスをしても「今度からは気をつけようね」と言うだけで怒ったりはしない。


ただ一つ問題点がある。服装だ。髪型はボブが似合っていてジャケットを羽織り、タイトスカートというご普通の無難な服装ではあるが、彼と話す時や色々と教えてくれる時、必然的に彼の方を向くのでブラウスが見える状態になる。


清潔感あふれる綺麗な白いシルクのブラウスなのだが、困ったことに下着が少し透けて見えるのだ。最近の下着は派手な色だったり無地の機能重視といった感じの無機質で地味な感じのものが多いような気がする、それは新聞の折り込み広告などを見てそんな印象があり、電車の中などで夏などにもそういう下着が今風なんだなという感じで見ていたのだが、特に最近は女性にとって楽な下着が開発されているらしく、特にキャミソールとかは女性にとっては楽で人目が気にならなくていいのだろうが、全然魅力が感じられない。


やはり昔ながらのブラジャーの方が遥かにセクシーで魅力的だ。一昔前はみんな白で立体的なお花の刺繍が施された下着で必要以上に美しさが強調されていて、男にとっては魅力的過ぎて罪作りな下着だったと思う。


大学生の時など自分の前に座っている女子の背中が見えるわけだが、背中に見える下着のストラップが透けて立体的に見えるだけで体の反対側、すなわち前にある本体が想像され、妄想で心乱れて辛い思いをしたものだ。


その意味では最近のブラの方が刺激が少なくて辛い思いが減っていいともいえるが、はっきり言って魅力に欠けるとも思うのだ。ところが美都子は若いのになんと昔ながらのお花の刺繍のある美しいブラをしているのだ。


ただ昔ながらとはいっても女性の下着のことはよく知らない自分が勝手に思っているだけなのかもしれないが。彼女の下着には時々白地に淡いピンクや水色がわずかだが散りばめられていてそれもまた美しい。


しかも美都子の丸くて可愛いふくらみはツンとしていてとっても美しいフォルムなのだ。これが彼女と話をするたびに光夫の眼の中に飛び込んでくるからきついし、これからだんだん暑くなってくればジャケットは脱ぐだろうから、そうすると常にその美しいフォルムが隣に存在することになるではないか。もちろん欲望は理性でコントロールするのだが、それにも限界がある。

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