なんか…いけない扉を開けた気が…
皆さまこんにちは、ウェンです♪
甘いスイーツを食べられたのでご機嫌です♪
前回は、騎士のルーシー様とアポロが、私…と言ってもウェンを巡って決闘をしました。
決闘と言っても剣で切り合うとかそのようなものではないのでご安心を。
お互いにスイーツを作って、ウェンの舌を唸らせた方が勝ちっていう決闘でした。
アポロはホットチョコレートボムを、ルーシー様はティラミスで勝負に挑んできました…
そして…勝敗は私にゆだねられています…
アポロ「さぁ…ウェン…」
ルーシー「選んでくれ…」
ウェン「ん~…」
正直どっちも美味しかった…そもそも中身の私の味覚が庶民だから味の違いが分からん…でも、ウェンの舌が…この体の味覚が選んだのは…
ウェン「アポロのスイーツの方が美味しかった。」
アポロ「いやったぁああ‼」
ルーシー「無念…」
アポロ「ありがとうウェンぅ‼やっぱりウェンの事をわかってるのは私ね♪」
うわぁ…すんごいすべすべでもちもちなほっぺ…お餅みたい…じゃなくて‼
ウェン「ルーシーさん…」
ルーシー「ウェンシェフト様?」
ウェン「あなたのティラミスを美味しかった、もし相手がアポロじゃなかったら…この勝負…あなたの勝ちだった。」
ルーシー「なっ⁉」
ウェン「いきなり婚約者は無理だけど…まずはお友達から…ね?」
こうでも言っておかないと、彼女のメンタルが怖いから…ん?
ルーシー「はぁあああ♡やはりあなたは素晴らしい♡」
なんか目がハートになってる…
ルーシー「もうこの際、婚約者でなくてもいい‼♡あなたを…いや…君を守れるならそれでいい‼」
なんかやばい地雷踏んだかも…
アポロ「ルーシー・ヘリパストス…」
ルーシー「なんだい?」
アポロ「今回の戦い、中々面白かったわ、またやりましょう♪今度は…お茶も用意してね♪」
ルーシー「あぁ♪自信作で負けたのは悔しいが、まだ伸びしろがあると感じたよ♪またやろう♪」
平和に終わってよかった♪
ルーシー「そうだ、アポラフト様、ウェンシェフト様…」
アポロ「ん?」
ウェン「なんでしょう?」
ルーシー「その…出来ればなんだが…僕の事はこれから…ルーと呼んでくれないだろうか?」
アポロ「ルー?」
電話かかってきそうだなぁ…
アポロ「わかった、じゃあ私の事も、アポロって呼んでね♪」
ウェン「では、私もウェンでお願いします、ルーさん。」
ルーシー「~~~‼♡あぁ‼♡よろしく‼♡アポロ‼♡ウェン‼♡」
こうして、波乱に満ちた転生初日のお出かけは幕を閉じた…その夜…
ウェン「さて…寝巻はこんなのでいいのかな?」
シファーさんがいないってことは…まだ叩かれてるんだろうなぁ…
ウェン「さて…眠りにつきやすいって言ってた香水使ってみよう…えーと…読めないや…」
(プシュー)
ウェン「(スンスン)んぅ?少し木の香りっぽいかな?でもよく眠れそう…」
あぁ…すんごい眠気が襲ってくる…
ウェン「おやすみなさ…すぅ…すぅ…」
どうかこの出来事が夢じゃありませんように…
続く…
この度は転生学生、乙女百合ゲーム世界で愛されてきます‼を読んでいただき、誠にありがとうございます。
毎回毎回あとがきに何書こうか悩んでいる、作者の妖峰輪廻です。
キャラの裏話的なのを書けばいいと思っているんですけど、中々思いつかないんですよね…裏話…
強いて言うなら、なぜルーシーが自分に不利なスイーツ勝負で挑んだか、の話でしょうかね?
それではお話しします、まぁこれについてはルーシー本人も言っていますが、彼女にとってティラミスは自信があった物なんです、美夏ちゃんが言っていたように、もし相手がアポロじゃなかったら、まず間違いなくルーシーの勝ちでした。
男勝りなところはあるんですが、スイーツ好きという可愛らしい一面も持ち合わせているモンブラン騎士様…それがルーシーです。
お話できるのはこのくらいですかね。
それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。