主人公が香水というなの媚薬を買ってたんですがぁ⁉
皆さまこんにちは…ウェンです。
正直もうフルネーム長くて言うの疲れるので略して言わせてもらいます…
前回は、アポロとシファーさんと一緒に香水屋さんに来たんですけど、そこでかなり艶やかな店長さんがいました。名前はヴィンス、ヴィーさんと呼んでほしいそうです。
そこでシファーさんが狂犬のような形相になりましたけど、ヴィーさんに好きと言われたら子犬になってました…
そして、ヴィーさんはアポロに何かを頼まれるとお店の裏まで行っちゃいました、待ってる間暇なので、他の香水を見てきていいよとアポロに言われたのでそうしました。
あとシファーさんも一緒に…
ウェン「えーと…とらんく?りーた…」
シファー「tranquillitas marisですね、清涼感のある香りで、海のように静かなひと時を過ごしたいときにおすすめです。」
ウェン「へぇー、シファーすごいね…」
シファー「い⁉いえいえそんなぁ…♡お嬢様のメイドとして当然の事でございますぅ♡」
うーん…読み的に私が元居た世界のラテン語かな?ゲームに出てくる名前の由来を調べるために翻訳アプリで見たことある…発音難しいんだよねぇ…
ウェン「じゃあこっちは?」
ウェン「そちらはArdens mane soleですね、はじけるような柑橘系の香りで、ぱっちり目覚めたい朝などに最適です。」
ウェン「ふーん、シファーも使ってるの?」
シファー「はい、私はお嬢様のメイドですから‼」
きっとウェンのメイドであるために常日頃から工夫してるんだろうなぁ…
(本心はウェンを自分と同じ匂いにしたいだけである)
ウェン「じゃあ…これは?」
シファー「あぁ、nix ametですね、お嬢様にピッタリな香水ですね。」
ウェン「私に?」
シファー「nix ametは、雪の抱擁という意味なんです、お嬢様のお名前にもある雪…それの抱擁…あぁ…♡考えただけでも高まってまいります‼♡」
やっぱりこの人変態だ…
ウェン「じゃ、じゃあこっちの…オレンジ色のやつは?」
シファー「(スンッ)そちらはcupiditas solisですね、太陽の情欲という意味です。」
太陽…そういえばアポロって太陽神いたなぁ…アポロ…太陽…その情欲…
(一瞬危ない展開を想像するが、かき消すようにぶんぶんと首を振る)
シファー「お嬢様?」
ウェン「な、なんでもないよ?」
悟らないようにしよ…絶対面倒くさくなる…
ウェン「ん?この香水は?」
シファー「あぁ…♡そちらは…Ego tibi in occursum somnioです…♡よく眠れるんです…♡この香水…♡」
ウェン「へぇ…買ってみようかな…」
シファー「はい♡この機会にぜひ買ってみましょう♡」
その…えご…てぃび……よく眠れる香水をもってアポロのところに戻っていく。
アポロ「あっ‼ウェンぅ‼大丈夫だった⁉シファーさんに何かされてない?」
ウェン「うん、特にされてないよ?」
シファー「私がお嬢様にそんなことするはずがないじゃないですか。」
(公共の場で)
ヴィー「お待たせ、はいアポロ様、こちら頼まれてた物ね♡」
アポロ「ありがとうございます♡」
ウェン「何を買ったの?」
アポロ「ふふふ♡dulcis voluptasの効果が強くなった物…intolerabilis voluptasよ♡」
なんて言った?横文字だらけでまったくわからなかった…
シファー「い⁉intolerabilis voluptasですってぇ⁉」
アポロ「知ってるのぉ?」
シファー「持ってます。」
持ってるんかい⁉
ウェン「何その…イントレラービリス・ウォルプタースって…」
シファー「いえ…」
アポロ「ウェンにはまだ早…」
ヴィー「簡単に言えば超強力な媚薬香水よ♡」
アポロ&シファー「ヴィー‼」
絶対二人とも私に使う気満々だった‼なんかわからないけどそれだけはわかる‼
でも…なんで私なんだろ?ここもしかして…乙女ゲームじゃない?
続く…
この度は転生学生、乙女百合ゲーム世界で愛されてきます‼を読んでいただき、誠にありがとうございます。
作者の妖峰輪廻です。
横文字多くて大変申し訳ありません…書いてる本人も途中で訳分かんなくなってます…
登場する香水の名前はすべてラテン語になってます、意味は狂犬で忠犬で子犬のシファーさんが説明していますが、改めて順に説明すると、海の静けさ (tranquillitas maris) はじける朝日 (Ardens mane sole) 雪の抱擁 (nix amet) 太陽の情欲 (cupiditas solis) 夢の中であなたに会う (Ego tibi in occursum somnio) 甘美な快楽 (dulcis voluptas) 抗えない快楽 (intolerabilis voluptas)となります。
長くなって申し訳ありません…
今のところ、かなりネタよりな百合作品になっていますが、こっからちゃんと百合に持っていくよう頑張りますのでお楽しみに‼
こちらの作品とは別の作品も書いているので、そちらも読んでいただけると幸いです。
それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。