表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/67

主人公が思ってたのと違かった…

私の名前は糸…ウェンシェフト・ヴィクトリア…

いじめに合い…その末に死んでしまい…

気が付くと、乙女ゲームの主人公の友達キャラに転生しちゃいました。

まぁ、悪役令嬢とかではなかったので、そこだけ安心です。

で…今はメイドさんのシファーさんに身支度を手伝ってもらってます…

さっきからすごい鼻息ですけど…


シファー「やはりお美しいです…服がお嬢様を彩るのではなく、お嬢様が服を彩っていると言っても過言ではありません‼」

ウェン「そ、そう?」

着せられた服は案外動きやすい物で、男性が着るような服だった…

よく伸びるタキシードのようなズボンに、白いシャツ…そして黒いジャケット…

てっきりフリフリのドレスを想像していたのだが…まぁ、糸咲美夏だった時とあまり変わらない恰好だ。

糸咲美夏だったときは、学校以外はほとんどジャージで過ごしていた。

ジャージ一つですべて完結するのでとても重宝していた。

着るのも楽で、丈夫で、動きやすい…ジャージこそ最強だ。

シファー「あ、お嬢様、せっかくですからアポラフト様もお誘いしませんか?」

ウェン「アポロ?」

アポロこと…アポラフト・クーリンは、この世界での主人公で、この体…ウェンシェフト・ヴィクトリアの親友…丁度いい、この世界を知るのも、ウェンの事を知るのにも…

ウェン「そうね、せっかくなら誘いましょうか、三人でお出かけしましょう。」

シファー「はい♡」

なんでかシファーさんは瞳をハートにして喜んでいた…もしや百合好きで同性愛者の変態なんだろうか?

シファー「では参りましょう、お嬢様。」

ウェン「うん。」

無意識にシファーさんの手を握った。

シファー「ひゃっ!?お‼お嬢様!?」

ウェン「何?」

シファー「おおおおお手手手手手!?」

シファーさんはバグったみたいになっている。

ウェン「あ…ごめん…嫌だった?」

シファー「いえいえいえ!?そのようなことはっ!?」

ウェン「じゃあいいでしょ?」

シファーさんに向かって微笑みかけた。

シファー「グハっ!?」

ウェン「えっ!?どうしたのシファー!?」

シファー「我が生が……」

ウェン「それ以上は言わせないからね!?はい、立って。」

なんとかシファーさんを立たせた…

シファー「お騒がせしました…」

ウェン「まったくもう…早く行こう?」

そしてシファーさんと手を繋いで、屋敷の外に出た。

シファー「では、馬車で参りましょう、お嬢様。」

確かに馬車の方が便利だけど…この世界を知るには少し不便かな…

ウェン「いや、今日は歩きたい気分なの。」

シファー「歩いてですか!?」

ウェン「その方がゆっくりできるでしょ?」

さっき会ったばかりだけど…シファーさんはこう言っておけばとりあえず納得してくれるってわかった。

シファー「はい‼では参りましょう‼」

ほら思った通り…扱いやすいけど、少し申し訳ない…

シファーさんと手を繋いでアポロの家、クーリン家の屋敷に向かった。

屋敷なんて行ったことないから、辿り着けるか不安だったけど、

屋敷までは問題なくついた…何故かって?

そりゃ…隣なんだもん…クーリン家のお屋敷…

言いたいことはわかるよ?この距離を馬車で行こうとしたのかって言いたいんでしょ?

私だって言いたいよ!?というか誰でも言うよこれは!?

まぁお出かけで馬車使うのかなとも思ったけど‼街に出かけるのに馬車使う!?

使わないよ普通!?せめてお城に行くとかで一緒に行こうっていって迎えに来る時くらいだよ!?

シファー「おはようございます、ウェンシェフト・ヴィクトリア様の侍女、ルシフェルト・リリガットです。アポラフト・クーリン様はいらっしゃいますか?」

先ほどまで醜態をさらしていたとは思えないほど別人だった…

門番「アポラフトお嬢様でございますね、少々お待ちください、もうすぐいらっしゃいますので。」

シファー「かしこまりました。」

その会話が終了すると、背後に何者かの気配を感じた。

振り返ろうとした次の瞬間…

アポロ「ウェンぅぅ‼」

ウェン「うわっ!?びっくりしたぁ…」

後ろから抱き着かれた…呼び方からして、彼女がこの世界の主人公…アポラフト・クーリンだろう。

アポロ「フフフ♡ウェンのにおいしゅきぃ♡」

ウェン「ちょっ!?何やってるの!?」

シファー「ちょっと!?アポラフト様!?何してるんですか!?うらやま…じゃなかった‼」

門番「お嬢様!?何してるんですか!?公共の場ですよ!?」

ウェン「そうだよアポロ‼ここ公共の場だよ!?」

アポロ「えぇ?じゃあ公共の場じゃなきゃいいの?」

ウェン「うん‼あっ…」

勢いに任せて言ってしまった…

アポロ「じゃあ早速お部屋行こう‼」

ウェン「その前に‼今日は街でお出かけしない?」

アポロ「お出かけ?いいよ‼」

シファー「私もご一緒させていただきます。」

アポロ「えぇ?シファーさんも来るのぉ?」

シファー「ウェンシェフトお嬢様に何かあっては困りますからね…」(バチバチ)

アポロ「へぇ?面白いこと言うね…シファーさん…」(バチバチ)

何故か二人の間に火花が散っている…ように見える…

ウェン「もう…二人とも?早く行こう?」

アポロ「あ‼待ってよぉウェンぅ‼」 シファー「あ‼お待ちをお嬢様ぁ‼」

こうして…なぜか乙女ゲーム世界の主人公なのに友達にべったりな主人公と、

ご主人に尻尾を振って甘える犬のようなメイドさんと一緒に街を見に行くことになりました…


続く…

この度は転生学生、乙女百合ゲーム世界で愛されてきます‼を読んでいただき、誠にありがとうございます。

作者の妖峰輪廻です。

前回主人公が誰かとバチバチする展開は無いと言いましたが、主人公以外がバチバチしないとは言っていません‼がっつりウェンちゃんを手に入れるためにバチバチに戦ってもらいます‼とは言っても、武力的な争いはしないのでご安心を、ちゃんとライバル同士で決闘してもらいます、お菓子作りとか口説き対決とかそういうのです。

髪引っ張ったりとかはないです、あくまで平和(?)な争いです‼

また、こちらの作品の他に、男の子が銃刀両手に戦う作品も書いてますので、そちらもよければ覗いてみてください。

それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ