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チート能力「可能性は無限大」が人生を変える~超絶美少女な妹は第三皇子の僕が守ります~  作者: 愛輝磨生
第3章 成長期編

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第98話 領域

たくさんある作品の中から

見つけてくれて、ありがとうございます♪

 アルバトロス独立国首都アウルに来て、僕たちは二日間で約20冊の本を購入した。

 その後、一週間くらいかけて僕とリゼとエルの3人で読破し分析したが、シュトラウス伯爵家について有力な手掛かりは得られていない。

 現在、午後のおやつ後に平家のリビングで会議中である。


「ふー……参ったね。これだけ時間をかけても、シュトラウス伯爵家の手掛かりすら掴めないなんて」

「お兄様、元気出してください。光魔法の魔術書は、限定的ですが見つかって、私はブレスとハイブレスを習得できました」


 長く美麗な銀髪をツインテールにしたリゼが、僕に微笑んでいる。

 どんな髪型にしても超絶可愛いのだけど、その中でも特にツインテールはリゼに凄く似合うと思う。


「そうだね。光魔法に関しては、進展があってよかったのだけど」

「でも、不思議なのだわ。ここまで手掛かりがないとは、さすがに私も予想していなかったのよね」


 キラキラと輝く金髪をロングウェーブにしたエルが、首を傾げて困った顔のまま苦笑した。


「おそらくシュトラウス伯爵家があったのは、アイビス独立国とアルバトロス独立国以外の独立国なのだろうね」

「そうですね、私もお兄様と同じ考えに至りました」

「私も二人と同じなのだわ」


 3人の考えが同じ結論になったようだ。


「よし、明日はアウルの町を出て西に進み、パフィン独立国首都スターリングを目指そう」

「賛成です」

「賛成なのだわ」


 僕の意見にリゼとエルが賛同してくれた。


「うーん、何だか疲れたねえ。ずっと平家の中に、こもりきりだったし」

「お兄様は、食事以外ほとんど本を読んでいましたものね……そうだ! 先日アウルの町で見つけた物があるのです。きっとお兄様も元気になるはず……少し待っていてくださいね」


 そう言ってリゼが、エルを連れてリビングから退出した。


 しばらくすると、リゼとエルが帰ってきたようだ。

 廊下の壁から顔だけ出して、リゼが僕に向けて笑顔で手を振っている。

 よくわからないが、とりあえず僕も笑顔で手を振り返した。


「さあ、エル行きますよ」

「ちょっと待って、私も行かないとダメなのかしら?」


 何だろうか? 何やらエルが嫌がっているようだけど……


「大丈夫ですよ。とても似合っています」

「本当に?」

「ええ、明日また新風力車で大移動するので、お兄様には元気が必要ですよね?」

「う、確かに……わかったのだわ」


 ふむ、どうやらリゼがエルを説き伏せたようだ。

 一体、何が始まるのだろうか?


「では、お兄様。お待たせしました。アウルの町で、人気のファッションスタイルだそうです」


 そう言うとリゼが壁から姿を現した。

 エルもリゼの後ろに隠れるように登場したが、エルよりもリゼの方が小さいので全然隠せていない。

 僕は、まずリゼの姿から確認することにした。


「こ、これは!」

「お兄様、どうですか?」


 リゼが黒のホットパンツをはき、両手を腰に当てて、仁王立ちしている。

 注目すべきは、黒のニーソックスだ。膝上10センチメートル……いや15センチメートルくらいあるか。

 そして、ホットパンツとニーソックスの間には、可愛い系美少女代表であるリゼの太ももが降臨していた。

 そう、いわゆる『絶対領域』である!


「素晴らしいよ、リゼ!」

「えへへー、ドキドキしましたか?」


 リゼが小首を傾げて、小悪魔的に微笑む。

 一体どこでそんな仕草を覚えたのだろうか?

 ……カルラの仕業か! まったくもう! ……何て良い仕事をするんだ。


 あ、絶対領域に圧倒されて、まだ上半身を見ていなかった。

 えーと……グハッ! リゼが黒の三角ビキニをつけて、上に白い半袖シャツを羽織っている。

 シャツのボタンを全部外して、一番下の方でリボン結びにしオシャレな感じだ。

 これは、もう……満点で良いだろう。


「ドキドキした……100点満点」

「やったー! カルラ、お兄様から満点をもらいました!」


 リゼが嬉しそうにピョンピョンと跳ねて、カルラに抱きついた。


「だから言ったじゃないっすか。クリスっちは、これが好きだって」


 ぐぬぬぬ、カルラには全てお見通しのようだ。


「さあ、お兄様。次は、エルの番ですよ」

「へ?」


 あー、そういえばリゼの後ろに隠れていたっけ。

 僕は乾いた喉をアイスティーで潤して、リゼとカルラの方からエルに視線を移す。


「ブホッ!」


 そこには、超エチエチなエルが降臨していた!

 着ている物は色までもリゼと全く一緒だ。

 だが問題は、その中身である。


 エルの太ももはムッチムチで、リゼの可愛らしい絶対領域とは異なる物だった。

 上半身もエルのHカップがダイナマイトすぎて、三角ビキニがはち切れそうである。

 何という恐ろしいものを生み出してしまったのだろうか。

 こんな格好で迫られたら、断れる男など一人もいないはずだ。


「参りました!」


 僕は素直に負けを認める。


「ええ! 何? 参りましたって、どういうことかしら?」


 エルが不思議そうに僕を見ている。

 おそらく自分の魅力に気付いていないのだろう。

 侯爵令嬢である彼女が、普段こんな格好をするはずがないのだから。


「ああ、えーと、エルが美しすぎるって話だよ」

「本当かしら?」

「うん、ほんとほんと」


 何とか適当に誤魔化して、ファッションショーが終了した。

 兎にも角にも僕は、リゼとエルから超元気をもらって、明日の新風力車での大移動も大丈夫そうである。

 本当にご馳走様でした!


 こうして僕たちは、アルバトロス独立国の調査を終えて、西側にあるパフィン独立国首都スターリングを目指すのだった。


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