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チート能力「可能性は無限大」が人生を変える~超絶美少女な妹は第三皇子の僕が守ります~  作者: 愛輝磨生
第3章 成長期編

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第97話 アルバトロス独立国首都アウル

たくさんある作品の中から

見つけてくれて、ありがとうございます♪

 インフィニティの皆に沢山甘えて、リゼもすっかり元気になった。

 一夜明けて現在、朝食後にリビングで、オレンジジュースを飲みながら会議中である。


「お兄様、このオレンジジュース凄く美味しいですね」

「そうだね。このみかんは、昨日リゼがハイブレスをかけた木から採れたんだよ」

「翌朝に、もう実がなっていたのですか!?」


 予想していなかった出来事に、リゼが目を丸くしている。


「今朝カルラと外に出たら、実がなっていて驚いたよ」

「そうなんすよ、リゼたん。みかんの木に実が、びっしりとついてたんすよ!」


 カルラが興奮気味にリゼへ説明している。


「ハイブレスは、ブレスよりもかなり強力な光魔法なのですね」

「うん。いつかリゼが大聖女になったら、エクストラブレスを試して欲しいな。僕の予想では、瞬時に実がなるのではないかと思うのだけど」

「確かに、私もお兄様と同じ予想です。いつか大聖女になれたら、一緒に実験してみましょう」


 僕はリゼと約束の指切りをして、互いに笑みを零す。


「それはそうと、お兄様。昨日の光魔法の魔術書の続きが読みたいです。ハイブレス以外に新しい光魔法があるかもしれません」


 リゼがやる気に満ちた目をして僕を見つめている。


「あー、それがね……あの後、僕とエルで続きを読んだところ、特に新しい情報は無かったんだよ」

「そうでしたか……」


 ああ、リゼが落胆してしまった。


「念のため後で、リゼも目を通して欲しい。もしかしたら、見落としている部分があるかもしれないから」

「はい、お兄様」


 リゼが微笑んで僕を見ている。

 よかった、リゼに笑顔が戻ってきたようだ。


「さて今日の予定は、昨日回れなかった残り半分の地域で、古書店を探そうと思う」


 皆が頷いて賛成したので、僕たちはアルバトロス独立国首都アウルの町へ探索に出る。

 アウルの町は人で賑わい、様々な店が軒を並べていた。

 もしかすると、今日回る方がメインストリートなのかもしれない。

 昨日は、この半分くらいの人出だったし。


「お兄様、凄い人出ですね」

「リゼ、僕から離れないようにしてね」

「はい!」


 リゼが笑顔で僕の左腕に抱きついた。

 ブラ越しではあるが、リゼのAカップがフニフニと僕の左腕に当たっている。

 ああ、僕は今日も幸せだ。


 その後、全ての古書店に入り、未所持の本を買っていく。

 そして、昨日よりも多くの本を手に入れることができた。


「この古書店で最後かな。規模も小さいし、あまり期待できそうにないけれど」

「お兄様! 隣のお店を見たいのですが、良いですか?」


 ん? どうしたのだろうか?

 あー、これは絶対にリゼが見たくなるお店だ。

 香辛料の店なのだが、激辛多数有りと書かれている。


「良いけど、クラウから離れないようにね」

「はい! カルラ早く早く!」

「ちょ、リゼたん待って待って、そんなに急がなくても大丈夫っすよー」


 リゼがクラウの左腕にしがみついて早足に店内へ入ると、カルラが慌てて後を追いかけた。


「クラウ、よろしくね」

「ああ、承知した」


 クラウが右手を挙げて爽やかに答える。


「さて、小さな古書店だし探し物は見つからないだろうけど、念のため確認しようか」

「そうね。確認が終わったら私たちも隣のお店に行きましょう」

「分かった。エル、僕から離れないようにしてね」

「承知したのだわ」


 エルが自然な動作で僕の左腕に抱きついた。

 ふお! エルのHカップが僕の左腕にグニョンと当たっている。

 ブラ越しなのに凄い存在感だ……さすがHカップ! 


「エ、エル?」

「たまには良いのだわ。仲良しきょうだいにしか、見えないでしょうけど」


 エルが苦笑して僕を見つめている。


「それは、どうかな? きっと恋人同士に見えると思うけどね」


 僕は、クールな感じでエルに反論した。

 これでも沢山の魔物を討伐し、僕の男らしさもかなり上昇しているはずだ。

 今こそエルに、僕の成長を認めさせてやる!


 すると二人組の男が通りかかる。


「おい、見ろよあれ! すげー美人! でも、彼氏つきかー」


 男の言葉に僕は、鼻を高くしてエルに微笑む。


「ん? 彼氏……じゃないだろ、どう見ても弟じゃねえか。でも、俺もあんな姉ちゃんが欲しかったなー」

「ああ、本当だな、こりゃあ弟だ。しかし羨ましいぜ、こんちきしょー」


 ぐぬぬぬ、こんなはずでは……僕は諦めないぞ!


 すると、続いて二人組の女性が通りかかる。


「見て見て! すっごい美人! 彼氏も可愛い感じねー」


 ほら、ちゃんと彼氏に見えているぞ。

 自信を取り戻した僕は、再びエルに爽やかに微笑む。


「え? 彼氏じゃないでしょ、弟君じゃーん。仲の良い姉弟ねー」

「あれ? 本当だ、どう見ても弟ね。でも、可愛いー! 私の弟になってくれないかなー」


 うう、完敗だ……

 まるで、逆転サヨナラホームランを打たれたような気分である。


「クリス君、元気出して。出会った頃より男らしく、頼もしくなっているのだわ」


 エルが女神様のように、微笑んで僕を見つめている。


「本当に?」

「ええ、ほんとほんと」


 むー、悔しいけど、いつかリベンジしてやる!


 その後、僕とエルが古書店に入ると、予想通り未所持の本は見つからずに探索は終了した。

 一方、リゼたちは沢山の激辛香辛料を手に入れたらしく、ご機嫌である。

 こうして僕たちは、一旦アウルの町を出て平家に戻り、新しく仕入れた本を解読するのだった。


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