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チート能力「可能性は無限大」が人生を変える~超絶美少女な妹は第三皇子の僕が守ります~  作者: 愛輝磨生
第3章 成長期編

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第93話 アイビス独立国首都イーグル

たくさんある作品の中から

見つけてくれて、ありがとうございます♪

 僕たちは大聖女と関わりがあると予想される、元スワロー共和国のシュトラウス伯爵家について、調査を開始した。

 調査二日目を迎え、現在朝食後にリビングで、アイスティーを飲みながら会議中である。


「クリスっち、今ふと思ったんすけど、トリック独立国の王宮で入手した大聖女の伝記があるのに、なんでリーゼロッテ・フォン・シュトラウスが、大聖女の名前の予想なんすか? 伝記ならフルネームで記述がありそうなもんすけどね」


 カルラが首を傾げて不思議そうに僕を見ている。


「普通の伝記ならフルネームで記述があるよね。だけど、この伝記が記されたのは今から100年前くらいらしい。大聖女が亡くなってから約400年後に書かれた伝記で、その400年の間は戦争が繰り返されており、様々な文献が消失してフルネームが不明だったようなんだ」

「ほえー、そうだったんすね」

「大聖女が書いた手記以外で信頼度が高そうなのは、メーベルト家で入手した文献3冊かな。かなり古い書物で、文章もしっかりとしているからね」


 それと、気になることがもう一つある。

 共和国についてだ。


 前世の知識では、共和国って共和制をとる国家のことだと記憶している。

 共和制とは王がいない国で、王の代わりに大統領がいたようなイメージだ。

 しかし大聖女の手記には、スワロー共和国の国王から依頼があったと記されている。

 うーん、この異世界では、共和国の定義が違うのかもしれない。


「エル、僕のイメージする共和国って王のいない国なのだけど、スワロー共和国には国王がいたと、大聖女の手記に記載がある。どういうことなのだろうか」

「クリス君、共和国の定義って沢山あって結構適当なのよ。約500年前のスワロー共和国は、独立国の集まりに過ぎなかったの。当時は戦時中で、周辺の大国に攻められて困っていた独立国同士が、対抗するために同盟してスワロー共和国が誕生したのだわ」

「なるほど」

「それと、独立国にはそれぞれ国王がいて、数年ごとに持ち回りで共和国の国王を務めたらしいのだわ」

「ふむ、それでスワロー共和国には国王がいたのか。エル、ありがとう」

「どういたしましてなのだわ」


 エルが爽やかな笑みを零す。


「お兄様、スワロー共和国のシュトラウス伯爵家は、どこかの独立国の伯爵家だった訳ですよね? その独立国が分かれば、答えに近づけると思うのですが」


 リゼが真剣な表情で僕を見つめている。

 今日のリゼは、麗しくサラサラとした銀髪をポニーテールにしていた。

 おそらくクラウとお揃いにしたのだろう。

 4歳年上のエル、クラウ、カルラを姉のように慕っており、皆にとても愛されているようだ。


 服装は、バイオレットの半袖ワンピースで、スカートの丈は……ずっとドキドキさせられてばかりなので、毎回ミニと予想するようにしよう。えーと、今日は……普通に膝下10センチメートルくらいだね。

 あー、この後外出すると予想しているのか。


「リゼの言う通りだね。アイビス独立国の首都イーグルへ移動して、スワロー共和国とシュトラウス伯爵家について調べてみよう」


 皆が頷いたので、僕は平家を出て収納ボックスから新風力車を取り出す。


「お兄様、以前光魔法のブレスをかけたみかんの木に、実がなっています」

「おお、随分と早く成長したね。周りの木は、やっと花が咲いたところなのに」

「美味そうっすね。クリスっち、収穫して後でジュースにしてみるっすよ」


 そう言ってカルラがみかんを収穫しているのだが、かなり大変そうだ。


「カルラ、風魔法を使うから少し木から離れてくれる」

「了解っす」


 僕が風魔法を使うと、一瞬で収穫が終わった。


「ほえー、やっぱり魔法ってスゴイっすね。あんなに大変な作業が、あっという間に終わるんすから」


 カルラが驚嘆している。

 僕は集めたみかんを収納ボックスへ入れて、平家を解体した。


「それじゃあ行こうか。皆、新風力車に乗ってね」

「「「「了解!」」」」


 女性陣の元気な声がハモった。

 僕たちは新風力車に乗って、アイビス独立国の首都イーグルを目指し東へ進む。

 1時間くらい進むと、大きな町が見えてきた。


「お兄様、あれが首都イーグルの町でしょうか?」

「そうだといいのだけど……とりあえず着陸して、検問所の門番に聞いてみようか」


 僕たちは、町の検問所から少し離れた所に着陸した。


「クリスっち、降りる前に午前のおやつはどうっすか? リゼたんの光魔法で成長したみかんのジュースができたっすよ」

「お兄様、是非飲んでみたいです!」


 リゼが興味津津にみかんジュースを見つめている。


「じゃあ、少し休憩してから外出しようか」


 皆が、次々にカルラからコップを受け取った。


「では、乾杯!」

「「「「乾杯!」」」」


 僕の音頭に皆が応える。

 皆が一口飲んで、味を確かめているようだ。


「「「「「美味しいー!」」」」」


 インフィニティ全員の声が揃う。


「みかんて、こんなに甘かったっけ?」

「もう少し酸っぱいイメージでしたが」

「こんなに甘くて美味しいみかんジュースは、初めてなのだわ」

「これ本当にみかんなのか!?」

「リゼたん、ちゅきちゅき大好きっすー!」


 僕、リゼ、エル、クラウ、カルラの順にみかんジュースの感想を述べた。


「もしかして光魔法『ブレス』って、植物の成長を早めるだけでなく、甘味まで増すのかもしれないね」

「お兄様、後で検証してみましょう」


 僕は頷くと、リゼと約束の指切りをして、残りのみかんジュースを堪能した。

 飲み終わった後に、何だか力が沸いてくる気がしたのだが気のせいだろうか。


 全員が飲み終わると、僕たちは新風力車から降りて町の検問所へ向かう。

 門番に確認すると、間違いなくアイビス独立国の首都イーグルの町であった。

 早速、冒険者カードを見せて町に入り、古書店を片っ端から見て回る。


「おお、大聖女関連の本と違って、スワロー共和国の歴史書は簡単に見つかったね」

「お兄様、500年前の地図もありますよ!」

「さすがに光魔法の魔術書は見つからないけれど、上出来なのだわ」


 僕、リゼ、エルの順に意見を述べた。

 その後も僕たちは、スワロー共和国の歴史書と地図関連の書籍を、できるだけ多く買い集めるのだった。


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