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チート能力「可能性は無限大」が人生を変える~超絶美少女な妹は第三皇子の僕が守ります~  作者: 愛輝磨生
第3章 成長期編

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第92話 仮説

たくさんある作品の中から

見つけてくれて、ありがとうございます♪

 僕たちは、旅の新しい目標を決めた。

 それは、大聖女リーゼロッテの末裔を探すことである。

 大聖女の残した魔術書等、子孫に代々大切に受け継がれている可能性が高いからだ。


 しばらくの間この草原にとどまり、今までに探し出した大聖女関連の本を、徹底的に分析することにした。

 そして現在、この草原に滞在を始めてから一週間が経過している。


 僕とリゼとエルの3人が本の分析を担当し、クラウとカルラは、エルの出した課題に取り組んだ。

 丁度今は、午前のおやつの時間である。


「お兄様、少し休憩にしませんか? 頑張り過ぎは良くないですよ。はい、カルラ特製のフルーツジュースです」


 リゼが心配そうに僕を見つめている。


「ありがとう。じゃあ、少しだけ休憩にしようかな」


 僕は、読んでいた本にしおりを挟んで、テーブルの上に置いた。

 そしてコップを手に取り、フルーツジュースを堪能する。


 今日のリゼは、長くつやのある銀髪をサイドテールにして、マリンブルーの半袖シャツを着ていた。

 下は……


「ブホッ!」

「お兄様! 大丈夫ですか?」


 リゼが下にはいていたのは、ホットパンツだった。

 リゼのこんな格好は初めて見る。

 白く引き締まった美脚を、惜しげもなく見せつけていた。

 ミニスカートもドキドキしたが、ホットパンツもありだと思う。


「だ、大丈夫……リゼの白く美しい足に見とれてしまってね」

「本当ですか!? このホットパンツは、クラウにもらったのですよ。ドキドキしましたか?」


 リゼに笑みが零れる。


「う、うん。ドキドキした」

「おっ、そのホットパンツはアタシが4年前頃に、はいていたやつだな」

「クラウ! お兄様がホットパンツにドキドキしてくれたの!」

「やったじゃないか、リゼ」


 クラウがリゼの脇の下に手を入れて持ち上げると、その場でクルクルと廻った。

 リゼも楽しそうに、はしゃいでいる。


 どうやら僕は、またリゼに翻弄されたらしい。

 まあ、リゼが楽しそうにしているし、僕も眼福なので良いのだけど。


「クリス君、何か手掛かりが掴めたかしら?」


 エルが微笑みながら僕の方へ歩いてくる。

 今日のエルは、長く美しい金髪ロングウェーブに、真紅の半袖ワンピースを着ていた。

 この奇麗系代表美少女は、どんな色でも似あうから不思議だ。


 スカートの丈は……膝上10センチメートルくらいかな。

 エルにしては短めである。

 白く輝く生足が、芸術の域に達していると言っても過言ではない。


「クリス君?」

「ああ、ゴメンゴメン。エルの美脚に見とれてしまったよ」

「まあ! そんなお世辞が言えるようになったのね。日々成長しているのだわ」


 エルが感心して笑みを零した。

 う~ん、本気で言ったのだけど、相変わらず弟扱いだな。

 僕もリゼのようにドキドキ大作戦を実行して、今度エルを驚かせてやりたい。


「えーと、手掛かりだったよね。一週間僕なりに考察した結果、ある程度の予想は立ててみた」

「聞かせて欲しいのだわ」


 エルの表情が真剣なものに変わった。


「メーベルト家の文献3冊、デス砂漠のオアシスで入手した手記3冊、トリック独立国の王宮書庫にあった伝記1冊、これらを読み比べた結果、確定ではないが僕なりに仮説を立てた」


 僕がエルと真剣に話していることに気付いたリゼ、クラウ、カルラの3人が集まってきてソファーに座る。


「おそらく大聖女リーゼロッテが生きた時代は、今から500年前くらいだと思う」


 前世で自分が生きていた現代から約500年前といえば、日本では戦国時代である。

 そんな昔に生きていた人の末裔を探すのは、困難を極めるだろう。


 しかし、前世で有名な戦国武将の末裔だという人を、テレビで観たことがあった。

 この異世界でも、大聖女の末裔を探すことは、不可能では無いはずである。


「幼少期から光魔法に精通していたので、おそらく充分な教育が受けられる貴族家に生まれたのではないかな」

「私もクリス君と同じ予想を立てていたのだわ」


 エルが頷いて、僕をジッと見つめている。


「大聖女が死の直前に書いた手記に、『お父様、お母様』という記述はあるが、夫や子に関する記述が無い。絵本に出てくる挿絵の姿は、若く美しいものばかり。おそらく大聖女は、若い未婚女性だと思う。恋をする暇も無いくらい忙しく、各地を飛び回って民を癒し救っていたのかもしれない」

「リーゼロッテ様は自分の幸せよりも、民を救うことを優先したのかもしれませんね」


 リゼがポツリとつぶやいた。


「文献や伝記に共通する記述があって、兄と姉に関する記述が無く、弟と妹の記述は存在することから、大聖女は長女だったのかもしれない。そして当時スワロー共和国で、一番光魔法に精通していたのがシュトラウス伯爵家だというのも共通する記述だ」


 皆が注目して僕を見ている。


「以上のことから僕の仮説を言うと、大聖女はスワロー共和国のシュトラウス伯爵家の長女で、リーゼロッテ・フォン・シュトラウスという名前だったのではないかな」

「お兄様、まずはシュトラウス伯爵家について調べてみましょう」


 こうして僕たちは、元スワロー共和国のシュトラウス伯爵家について、調査を開始するのだった。


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